P.cafe

《proud cafe》20090621(sun) 15:00~ @slow step

久しぶりに高松でライブをさせていただきました。
しかも櫻井シュウ個人名義としては半年振り。
暫く、田螺みどりくんとタッグを組んでいたので。
一人で挑むのがこんなにも緊張するものかと実感。
以下の4曲を実演(セッション除く)。

◎向日葵
(words/櫻井シュウ music/櫻井シュウ)
『僕を醜く歪めるのは 正しい声と浮き世の摂理
 指で暴け 生命届け 高く描け 遠くせめて響け』
転調を繰り返しても自然に耳馴染み良く聴ける曲を作りたくて書きました。林檎の余興に感銘を受けて作ったのがモロバレですが、これはリスペクトと云う意味で、皆様には"有り"と納得して頂きたいです。なんだか生き辛い世の中だなぁと世間を儚んでみた歌詞なのですが、伝わりにくかったですね、はい。どうやったら分かりやすい歌詞が書けるのだろう?
 
◎フェイク・モンスターズ・ヌード
(words/田螺みどり 櫻井シュウ music/櫻井シュウ)
笑顔の行方はシーツの中 三環系の塩梅で
 網で掬われて半裸体 最後尾の華を罵倒』
とにかく速い曲をやりたくて書きました。サビで英語を使うのも久しぶり。以前よくライブで演っていた「神は僕にサバイバルせよと問いかける」と一対のような曲です。歌詞は半分ほど田螺みどりくんに依頼してます。コイツはホント天才だなぁと思います。多くを説明せずともこちらの意図を見事に汲んでくれます。「安眠パイ挟んでも〜♪」って一体どんな歌詞やねん(笑)
 
◎栽培
(words/亜矢 music/亜矢)
『ああ ぼくらは たがやし たねまき みずをやるが
 ああ すてきな はながさくころ きみはどうしてる?』
キャラメルキャメルのカバーです。移調&アレンジで、原曲とは全く違った側面のアプローチが出来たと思います。もともとコードがシンプルなので実はパンクっぽくアレンジしたら一番映えるのではないかと密かに思っていたのですよ。Green DayのBasket Caseみたいな感じね。それにしても御本人様たちの前でカバーする状況というのは何とも緊張しますね。
 
◎夏の音楽と君の寝息
(words/田螺みどり 櫻井シュウ music/櫻井シュウ)
『そして両の手の切り傷には 泪流す日々が増えるさ
 包帯であり石膏の様に 其処に在るからこそ』
会心の作です。実はこれまで自分の曲の中でも最も好きな仕上がりです。コードもメロディーも歌詞も。こんなにもセンチメンタルでノスタルジックでオネスティーな曲になるとは当初想像もしませんでした。結構本気で一生歌っていけそうな曲です。それなのに、本番ではイマイチ上手く演れなくて悔しい限りです。今度こそは!今度こそは!今度こそは!
 
っつーわけで仕事に追われる日々、やっと思い出しながらライブの想い出を書くことが出来ました。今回は出演者も多く、何ともバラエティーに富んだステージだったように思います。みのるくん、ケンさん、キャラメルキャメルさん、立花まことさん、お疲れ様でした。セッションの異種格闘技戦は楽しかったですネ。あの"闇鍋"に近いステージは、proud cafeでしか実現しない唯一無二の空間だと思います。トントンどんと来てシャンと踊れ(笑)。そして橋本理絵さん、今回も本当にお世話になりました。あの音空間は理絵さんの器の大きさが有るからこそ醸し出せるのだといつも思います。もっともっと理絵さんとはお近づきになりたいので、今度は例のアレで行かせて頂きます。よろしくお願いします。未熟な我が腕と度胸を鍛えてやってください。