Expo’08

「ガイセンシャ」って、子どもの頃からずっと「凱旋車」だと思ってたんだけど、「街宣車」なんですね。30年以上生きてきて昨日初めて知りました。おバカです、ワシ。
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大学時代の友達から電話。「4月からシュウの家の近くで働く事になって引っ越しする予定なんだけど、狙ってる物件が4月中旬でないと空かないらしいから、それまで1ヶ月ほどシュウのとこで泊めてくれ」と。
コイツ、オレが大学の時の水泳部の同級生で部長やってたヤツ。オレは副部長。やけに仲良くて部活の運営の波瀾万丈を一緒に乗り切ってきた戦友みたいなもん。戦友に隠し事をするのも何だか後ろめたいなって思ってて、大学3年の頃にカムアウトもして、それからも何も関係は変わらず仲良くやってきてた。
「え、オレたしかお前にゲイだって云ってたよな?」
「うん、覚えてるよ。それがどうかした?」
ノンケってこんなにも無防備なもんなのか?ちょっとビックリした。普通、ノンケってゲイの家に泊まるなんてことしたら何かされるんじゃないだろうかと被害妄想に近いような感情を抱くもんだと思ってんだけど…。そんなゲイとしての劣等感に近い勘繰りをオレのココロに微塵も発生させなかったコイツの屈託の無さに、ちょっと嬉しくなった。やっぱり部活で苦楽を共にした戦友は大切だなぁ。残念ながら今はケンチャンも留学から帰国してるため空いてる部屋が無いことを伝えると、アッサリ「おー、彼氏アメリカから帰ってきとったんやねー。良かったなー。じゃ、オレが住める部屋は無いなー。すまんすまん。」と無邪気に笑ってました。
それにしても、大学時代同じ水泳部だったノンケ友達が卒業数年後にゲイの家で居候を始めるという、まさにシチュエーションとしては『ミルク』を彷彿とさせる展開になりそうだったわけですが。バディあたりでマンガ化されないっすかね。
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なんと今夜19時からナイトスクープが一夜限りのゴールデン進出らしいですね。っつーか、この番組の場合は「進出」よりも「侵出」と表現したほうがシックリきますが。西日本の我らにとっては馴染み深い番組ですが、東日本の人々にとってはまだまだ「わけわからん番組」なんでしょうねぇ、きっと。
オレ的に最も好きなのは「海毛虫」のエピソード。テレビの前でそのグロテスクな容姿と動きにギャーとなり、日本近海にこんなにも危険な生き物が棲息しているんだと戦慄したのを覚えています。全国徒歩旅行してる息子にオカンが着ぐるみ着て会いに行くエピソードも好きでしたが。小ネタやパラダイスものも好きだなぁ。何にせよ、今夜はこのバカ番組が全国へ向けて届けられるのがとても嬉しい。
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Ringo EXPO 08 [DVD]を購入。コレってとにかく豪華でスゲーんだけど、会場で見たら客席から林檎まで遠すぎたんじゃない?DVDで作品として残る事を前提にしたライブ演出だったんだろうなぁと。たしかにDVDで鑑賞するには最高の出来映えでした。とにかく何に一番感心したかと云うと、あれだけの音数を操作しきったPAさんの苦労。スゲェな。
ケンチャンは観ながらしきりに「コワイ!この女はコワイ!」と云ってました。たしかに。あれだけの大所帯をひとつのコンセプトの内に纏め上げ、自分も同化させつつも、ステージセンターで女王として君臨する、そのあざとさ。どう映るかを計算した上で作られる表情の一つ一つ。天才っつーのは、楽曲作成だけじゃなく、そのスタイルをいかにプロデュースするかも含め、天才たる所以なのだろうな。そして彼女の最もスゴいところは、そのあざとさを隠そうとしないところ。潔い。そして演出ばかりが目立って曲がたいしたコトないと萎えるんだけど(○'zとか)、彼女の場合は演出に楽曲が負けてない。とにかく曲が良い。新曲『余興(仮)』が名曲すぎて死んだ。
ところで。今までにないナチュラルな髪型でメガネかけて白衣着てベース弾いてた亀田誠治に激萌え。超イケる。

Ringo EXPO 08 [DVD]

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