ここ最近に観たDVDを。

【The Devil Wears PRADA
今更ですが観ました。Meryl Streepがイイナァと。職場の同僚女子は完全にAnne Hathawayに感情移入してたけど、オカマは絶対にMeryl Streepに感情移入でしょう。こーゆー展開の映画って絶対に挿入歌でmadonna流れると思ってると案の定、ヴォーグ。せっかくイイお話だったんだけど、ラスト付近でMeryl StreepとAnne Hathawayが車中で会話するシーン。ものすごく重要なシーンなのに、車の窓から見える外の景色が何故あんなにも合成丸出しなのか。あの稚拙な合成処理で一気に興醒めしてしまった。ワザとなのか?

 
【One flew over the cuckoo's nest】
Jack Nicholsonはイイ俳優だなぁとホント思う。ハマリ役と言えば、シャイニングの頭おかしいオヤジだの、バットマンのジョーカーだの、アクの強過ぎ役しか思い出せないんだけど、こーゆーちょっと抑えた役作りのほうが、彼の持ち味がキチンと引き出されるね。職業柄やっぱり精神科病院とは何ぞやっつー視点から観てたんだけど、あの病院ってそれほど変な病院じゃないと思うよ。病院としては当然なことをやってると思う、とくに高圧的でもないし。Jack Nicholsonがハメ外し過ぎ。
カッコーの巣の上で [DVD]

カッコーの巣の上で [DVD]

 
WEST SIDE STORY
高校の頃に観た時の印象と、改めて今観直してみると、えらく印象が違うもんだなぁと思いましたな。ミュージカルと言えばもうすっかりCHICAGOとかMoulin Rougeのテンション高めの作品が体に染み付いているから、随分と物足りない印象と言うか。それでも公開当時は躍動的な演出だったであろうが、今となっちゃフィックス画面を多用しているのが裏目に出てて、何だかやたらチマチマした感じ。ま、今のミュージカル映画が過剰な演出をてんこ盛りにし過ぎちゃってるのも良くないんだろうけどね。でもLeonard Bernsteinの音楽はスバラシイ! 
【新しき日本語ロックを君に語りかける】
初期衝動、まさにこの一言に限るなぁ。銀杏ボーイズのDVD観た時と同じような感情の到来。何かしなきゃ!このままでエエのか、オレ!と、いてもたってもいられなくなる。それにしてもこの人達って結成初期からものスゲー上手かったのね。3ピースバンドしては今の日本で最強なんじゃないか、やっぱり。2004のCDJは特にテンションあがるなぁ。ぜひ人生一度でいいからあーゆー新年の幕開けをしたいもんだぜ。DVDジャケットの帯に「生命の放射」って書いてあるんだけど、言い得て妙。彼らを表現するにあたって過不足ない素晴らしいセンテンスです。 
【僕と君の全ては日比谷野外音楽堂で唄え】
こーゆーデッカいステージもモチロン良いんだけど、やっぱりサンボはライブハウスでこそ本領発揮だなぁと思わざるを得ない。席指定がしてあるような会場じゃイマイチ一体感が得られないっつーか、客もあのモミクチャなライブハウスで暴れるほうがサンボっぽいよね。でもチケット6000即完はすごいね、決して売れ線バンドじゃないのにね。でかいステージにありがちな特殊効果も全く無いステージだったので、その潔さには頭が下がる。っつーか、バンドの底力のみで客を惹き付けるその心意気はアッパレ。 
奥田民生 ひとり股旅】
やっぱり民生は何をやらせても余裕だなぁ、と。コレって民生がギター1本でまわるツアーなんだけど、ステージでの佇まいや楽屋や移動日、どれを取っても貫禄があるなぁ。デビューしたての新人バンドよろしくワゴン車で全国をまわる。車の運転順番は黒ヒゲ危機一髪で毎回決める。そして民生、めちゃめちゃこのゲーム弱くて何度も運転手をさせられる。でも、貫禄。男の集合体は「バカ」の一言で表現できる。このツアー記録はまさにバカやろう達の、熱くてオットコマエな軌跡。この「バカ」が好き。このバカノリが好きだから、その正反対にあるゲイしか集まらないゲイナイトとかには行く気が起きないのかもなぁ、オレ。
ひとり股旅 [DVD]

ひとり股旅 [DVD]