世の中は つらく 悲しい

なるべくなら直視したくない現実を直視せざるを得ない仕事をしています。
殺したり、殺されたり。
そしてオレらが医療職として関わり続けるのは、
「殺された人」たちではなく、「殺した人」たち。
そして、世の中に必要なのは「裁く」ことではなく、「治す」こと。
だからオレらは一生懸命、精一杯、治療をするんだ。
今日は、久しぶりに足の震えるような現場でした。
そんな仕事の帰り道、iPodからサンボの「新しい朝」がシャッフルされた。
『あぁ 世の中は つらく悲しいところさ
 でも時は来てるよ あわてるなよ あわてるなよ 僕達よ
 苦しくて悲しくてやり切れないような 僕の心も朝陽に染まるよ』
この曲を聴いてると、ちょっと涙が出て来た。
オレらにも、彼らにも、同じように「新しい朝」はやって来る。
みんな同じ世界に生きてるんだ。
 
あー、明日はサンボのライブに行くってのに。
こんな気持ち引きずったままライブ参戦なんかしたら絶対、泣く。
どうしよ。 rockくん、隣で泣いてたらゴメン。笑って許して。