ロッキー派ファントム派

ここ最近観たDVDを覚え書き的に列挙。
 
【PHANTOM OF THE PARADISE】
怪奇映画の古典『オペラ座の怪人』の物語を現代のロック音楽界に置き換えてロック・ミュージカル仕立てにしたBrian De Palmaの異色作。気は弱いが天才的なロック作曲家だったウィンスロー・リーチ。しかし、悪徳レコード会社の社長スワンにより、自分の曲を盗作された上に無実の罪まで着せられてしまう。刑務所を脱走した彼は、レコードのプレス工場に忍び込んだ時、機械で顔半分を押しつぶされてしまった。仮面をかぶった怪人と化したウィンスロー。スワンの裏切り行為に激怒した彼は今や復讐の鬼となった──。

オレどっちかと言うとロッキー派だったので、ファントムはあまり観ようと思ってませんでしたが、rockくんに借りたので観ちゃった。結論としてはやっぱオレ、ロッキー派だなぁと。多分、楽曲的にはファントムのほうがよく練られてて完成度が高いんだろうけど、オレとしてはロッキーの荒削りな衝動をぶつける感じのロックサウンドのほうが断然好き。
本編とは全然関係無いけどデスレコードのロゴがめっちゃカッコ良かった。あと、Paul Williams演じるこの悪徳プロデューサー・スワン役は日本でやるなら絶対に小室哲哉がイイと思う。(Paul Williamsは葛城ユキにソックリで非常に笑えるビジュアルなのだが)

 
【SAW 3】
生き残るために「復讐か赦しか、どちらか選べ」。ジグゾウの過去、消息不明になっていたの刑事の行方。新しい「ゲーム」の中、『ソウ3』では、シリーズ1.2作目からの謎がひとつずつ解き明かされる。また、息子の命を奪った犯人たちへの復讐に生きていた男が、実際に彼らの命を自らの手に握ったとき、果たして彼はどのような行動に出るのか。そして余命いくばくもないはずのジグソウの、真の目的とは──?
2が何とも言えずヘナチョコだったのでちょっと警戒しましたが、2よりは完成度高し。でもやっぱり1の衝撃度には劣るなぁ。こーゆー映画ってのは結局2匹目の泥鰌はイナイってコトだよね。ケンチャンの情報によると本国アメリカじゃあ毎年ハロウィンごとに新作が公開される風物詩を化しとるらしいケド。今回も様々なイタイ仕掛けが登場したけど、擦り潰したブタの汁で殺される装置にはさすがに引いた。ありゃ引くよ。
ソウ3 DTSエディション [DVD]

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舞妓Haaaan!!!
東京の食品会社に勤めるサラリーマンの公彦は、熱狂的な舞妓ファン。なんと舞妓さんのHPも作成している。そんな彼に京都支社への転勤話が。狂喜乱舞する公彦。ついに夢にまでみたお茶屋体験ができる! 彼は恋人の富士子をふって、いざ京都へ。公彦は“一見さんお断り”という敷居の高いお茶屋を、仕事で結果を残して、社長に連れてってもらうことで突破! しかし、舞い上がったのも束の間、野球選手がお金にモノをいわせて豪遊しているのを見て、ライバル心が沸いてくる。そんなとき富士子は「舞妓になって見返してやる!」とこっそり京都で舞妓修行を始める──。
やっぱ阿部サダヲは日本の宝だなぁ。あのテンションを維持できるのはハンパな心意気じゃ出来ないよ。しかもヤリ過ぎない程度の微妙なギリギリの土俵際でかゆいところに手が届く演技(人によっては十分ヤリ過ぎだと言われるかもしれんが)。やっぱりあーゆー演技ができる俳優を育てる劇団ってのは偉大だなぁと思う。
舞妓Haaaan!!! [DVD]

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