六弦メンテナンス

東京から帰って来てまず触りたかったモノ。
 ■ネコのおなか
 ■メンテナンスに出していたギター
 
とりあえずネコは家に帰るなりイジりたおしました。ちょうど毛が生え変わる季節なので家の中がネコの抜け毛で大変なコトになっており、ブラッシングもかねてナデナデ。わーやわらかいー。おなかポワポワー。普段あまり触られるのが好きじゃないコイツはオレらが触り出すとサッサと逃げ出すのですが、今日はネコ的にもオレに触られるのが久しぶりで嬉しかったせいか暫くの間は触らせてくれました。でもやっぱ途中から逃げ出したのでしつこく「触らせろー」と追っかけた。
そしてギター。東京へ発つ前にどうせ長期ギターさわれないんならメンテナンスしてもらおうって事で楽器屋に出してたのを受け取りに行った。弦高も下げてもらった。ネックの反りも直してもらった。弦も今まで使ったコトないものに変えてみた。Elixir。弦の表面に樹脂コーティングが施してあって錆びにくく結果として音が劣化しにくいモノ。本職のギター弾きでも3ヶ月くらいは交換しなくてイイらしい。オレの好きなジャリッとした乾いた音も出るってゆーし、ついでに張り替えてもらっといた。
久しぶりに受け取ったギターを抱え急いで家に帰りさっそく弾いてみる。ジャラーンとコードを鳴らしてみると、やっぱり今までとは全く違う音。ほほぅ。たしかに直接ピックがスチールに触れていない感じで何かにコーティングされた音がする。こもってる感じではない。なんだかものすごくライトな感じはする。同じ曲でもレコードとCDで聴き比べると生じる明らかな音質の違いって感じ。今まで使ってたJ.D'Addario(EJ16)はアナログっぽい音。んでElixirはデジタルっぽい音。いや、どっちもデジタルであるわけがないんだけど、つまり音がそーゆー感じのニュアンスの違い(分かりづらい喩えだなぁ)。あとポジション移動した時の滑りがめちゃめちゃイイ。滑り過ぎてビビった。バレーで移動した時はあまりにスルスル動けて嬉しかった。でもアコースティック特有のポジション移動した時に出るキュキュッって音も出にくい。これはちょっと残念か。あのひっかかり感がアコースティックの醍醐味なんだけどなぁ。FからそのままバレーでBくらいまで移動した時のあのもどかしいケド気持ちイイ感じは減少しちゃってる。
そして弦高の違いにビックリして腰が抜けた。こんなにも弾きやすくなるなんて!今まではホント大リーグボール養成ギブスだったんじゃないだろうかと思うほど。自分がめちゃめちゃ上手くなったんじゃなかろうかと錯覚してしまうくらい。左手指も全然痛くない!てか明らかに今までが痛すぎだった。あれだけ押さえにくい弦高で弾いてりゃ、弦高下げた時にそりゃ弾きやすく感じるわな。
全体的に軽い印象のギターに生まれ変わった感じ。音も扱いやすさも。今まではかなりクセがあったからなぁ。あまりに弾きやすくて楽しくて気付いたら何時間も弾いてた。でもひょっとしたら弦はJ.D'Addario(EJ16)に戻すかもなぁ。Elixirの何だかちょっと加工されたような音はあまり好きじゃないかも。J.D'Addarioのあのジャリジャリした砂を奥歯で噛んでる食ってるようなドロ臭い感じが大好きなんだよなぁ。滑りが良くて弾きやすいんだケドね。う〜ん…。