TVシリーズには敵わない
木更津キャッツアイ映画2本を連続で観たりしました。
TVシリーズの出来には敵わないなというのが正直な印象。TVシリーズでのあの常に死の影が付きまといつつも叙情的でモラトリアムな勢いが迸る独特な雰囲気が薄められている印象は否めない。っつーか映画と言う気負いからかエンターテイメント性に重きを置き過ぎてあのTVシリーズのリリカルでハイパーなノリが少なくてちょっと残念な仕上がり。
特に日本シリーズに関しては、後にワールドシリーズが控えているという気持ちで観たのも良くなかったかも。続編があることを意識して観ると物語への感情移入度合いがガクンと減りますね、やっぱり。(てか、実際に散漫な印象の出来だったような気もします。色んなテイストを無理矢理詰め込み過ぎか。)
それにくらべてワールドシリーズはやはり作品全体の幕引き作品だけあって見応えアリ。てか、愛着の湧いたキャラクターたちや、この作品世界がもうこれで見納めかと思うと淋しくなったりして。モラトリアムの終了ってやっぱどの作品においても切ないモンだよね。ちょっと泣けた。
でもやっぱTVシリーズの出来には敵わないなというのが正直な印象。
《TVシリーズレビュー→http://d.hatena.ne.jp/dogs/20070114》
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