三田佳子は最高にビッチ

●ケンチャンへ私信。
先週頼まれた「Wの悲劇」セリフのmp3ファイルをyahooメールへ送りましたヨ。やっぱりねぇ、ラインでインターフェイスかまして録ってもノイズが消えないのよ。この音質が最大限クリアなモノです。何とかそっちでフィルターかますかどうにかして使ってください。三田佳子が薬師丸に身代わりを頼むシーン(冒頭の三田の気味悪い叫びが絶妙)、舞台で三田が大演説をぶちかますシーン(私達はお客様に道徳教える為にお芝居やってるわけじゃないでしょう?の名台詞)、舞台袖で三田が薬師丸に喝を入れるシーン(女優!女優!女優!アタシは生理が始まっても舞台に立ったわ!の名台詞)、劇中劇で薬師丸が絶叫するシーン(オジイサマを刺し殺してしまった〜)、などが収録されてますので使ってください。それにしても三田佳子、やっぱりコイツ最高にビッチだ。アガる〜〜! ついでに室井滋が「やっぱり猫が好き(悲しき御高祖頭巾)」で叫んでた「オジイサマを刺し殺してしまった〜」も収録しといたよ。
 
●やっぱ江戸川乱歩はスゲーナー。
春陽堂文庫「孤島の鬼」。うちのブログでも何度となく絶賛してる江戸川乱歩。またしても超絶本を読了。(やっぱり江戸川乱歩春陽堂に限るね〜。本編自体は他の出版社も変わりないんだけど表紙デザインがダントツなのだ。スキ〜。)
この文庫帯紹介文だけでも悶絶 → 『恐怖の事件はひきつづいて起こった!スリルとサスペンスの供宴!推理小説の第一人者・巨峰江戸川乱歩の名を不滅のものにするその長編推理! 当時わたしは二十五歳の青年で、丸の内にオフィスのある貿易商SK商会につとめていた。そこでタイピストの可憐な乙女、木崎初代とわたしは恋に落ちた。結婚を約束したわたしに初代は命から二番目に大切な先祖の系図書きを預けた。それは何を意味したのか?その初代が密室とも言うべき戸締まりも厳重な自宅の寝室で、何者かに刺殺された!憎い犯人を追うべくわたしは奇妙な友人の深山木幸吉に探偵を依頼した。さっそく深山木は七宝の花瓶の謎をつかんだ。と思う間もなく海水浴場でその深山木も刺殺されてしまう!』 えぇっ!名探偵も殺されちゃうのっ?!しかもソレって紹介用帯でアッサリ書いちゃってもイイの?!と、もぅ既にこの時点で唖然。
本編も次々に繰り出されるトンチンカンなトリックの数々。しかし唐突に登場するシャムの兄弟(奇形の双生児、ベトちゃんとドクちゃんみたいなのね)"秀ちゃん"と"吉ちゃん"の日記には本気で涙してしまうこの展開の妙。そして物語はスピードを加速し暴走気味に、家畜人ヤプーを彷彿とさせるグロテスクなフリークス嗜好と、エレファントマンをも凌ぐ悲しみと苦悩に満ち満ち、読者に有無を言わせぬ圧倒的テンションでラストまで駆け抜ける。これぞ乱歩の真骨頂ダネ! だれか乱歩について語り明かせるヤツぁいねーか!乱歩を語り合いてーぜ!(気になる人は右の日記検索を「江戸川乱歩」でやってみてください。何度となく乱歩読んで泣いてます、オレ)
 
●ラガーでYMOがっ。
もうこの人たちは完全にメディアを手玉に取ってるな。こんな形で再度3人で登場するなんて確信犯以外の何者でもない。本当ステキなオジサン達だなぁ。オレもこーゆーオジサンになりたいなぁ。 それにしても何でRYDEENなんだろう。やっぱ世間的にはYMOと言えばこの曲なのかな。オレはYMOと言えばダントツ、Solid State Survivor、Behind The Mask、Cosmic Surfin'、Cue、あたりなんだけどなぁ。