CD正月まとめ買いセール

朝っぱらから昨日貰った数の子を塩抜き。もぅ主婦だわ。でも30匹くらいあるのよ、数の子。食べきれませんがな。(数の子の単位って"匹"でイイの?)
 
あのねのね清水の姉が代表取締役を務める例の中古CD屋が正月まとめ買いセールをやってたので行ってみました。何故どこの中古屋さんに行ってもScatman JohnとME&MYは在庫が溢れかえっているのだろうか。気の毒で仕方がない。
矢野顕子をまとめ買いしました。ずっとレンタル録音MDでしか持ってなかったので。『WELCOME BACK』『LOVE LIFE』『Home Girl Journey』『Super Folk Song』の4枚。それにしても相変わらずこの人がするカバーのアレンジは凄いねぇ。オリジナルはもちろん言わずもがな素晴らしいんだけど。その中で比較的原曲の原型を留めてる槇原の「雷が鳴る前に」。矢野がこれだけ原型を残したアレンジをするってことは原曲の完成度も高いって事だねー。(たしかにね、あの頃の槇原は本当丁寧に作ってた。ちょっとある時期からヤッツケな仕事っぷりが目立ってきたけど。そういえばそんな時期でも矢野にアレンジした「クリームシチュー」はものすごく繊細で丁寧だったなぁ。) 『WELCOME BACK』は初めて聴いたんだけど1曲目のpat methenyテイスト出まくりのインストにやられました。pat methenyは『First Circle』が大好きで中学の頃よく聴いてたので、そのアメリカのカラッとした広大な感じに思わずニヤリとしてしまった。(あの頃はミラグロのサントラなんかも聴いちゃってやたらアメリカの広さに憧憬の念を抱いてたなぁ。なんでだろ?)てか、矢野って中古でも結構な高値が付いとる。あと、近所の棚に遊佐三森も結構な高値が付いて並んでましたが、そんな貴重なの?遊佐三森って。基準がよー分からん。
そして遂に発見、大槻ケンヂ『I STAND HERE FOR YOU』。これも高校生の頃に近所のレンタル屋で借りて録音したMDしか持ってなかったので迷わず購入。これジャケットの写真はモンブランケーキなんだけど、どうしても半熟玉子が乗ったカルボナーラにしか見えんね。大槻ケンヂ本人が鬱真っ只中の時期に作ったため混沌とした印象は拭いきれないものの、小沢健二天使たちのシーン」のカバーが入った名盤。このカバーは本当に泣ける。そして何故かこの曲を聴く時はいつも泣きのシチュエーションだったりする(最も泣けたのは夜ケンチャンと香川県を瀬戸内海に沿って車で横切りつつ遠くで打ち上げられる花火を眺めながら聴いた時)。三柴理のピアノも泣いているし橘高文彦のギターも泣いているし大槻ケンヂのボーカルはもちろん大号泣だ。そしてオレも思わず涙腺ウルウル大号泣だ。「神様を信じる強さを僕に 生きることをあきらめてしまわぬように にぎやかな場所でかかりつづける音楽に 僕はずっと耳を傾けている」。

I STAND HERE FOR YOU

I STAND HERE FOR YOU