意識朦朧な美人薄命です

ここ三日三晩、謎の高熱にうなされておりました。
 
月曜の帰宅時には既に不穏な関節の痛み、リンパの痛み、倦怠感を実感できていたため「ああ、これは翌朝には絶対に熱発するな」と覚悟していたもののまさかの39℃を越える発熱とは…。さすがに怖くなってどうしたらいいか分からず色んな人にメールしたが誰からも返って来ず(朝の6時前だから当然だ)。仕方無いので職場に電話するとちょうど仲良い看護婦さんが夜勤だったので「とりあえずロキ飲んで動けるようになったら病院に点滴しにおいで」とのこと。早速ロキ飲んで熱が下がるの待ってちょっと楽になってから出勤しました。どうしてもやらなきゃイケナイ仕事があったのでどっちにしても出勤しなきゃとは思ってたし。
とはいいつつ出勤したは良いが、歩けません。職員用駐車場から病院まで歩けない。仕方無いから外来患者さん用の駐車場に車を停めて出勤しました。ソッコーで診察してもらいました。結局「ん〜、すごい高熱だけどよく分かんないね」とか言われて点滴されました。その後は仕事の合間はずっと担当病棟の空いてる個室で寝てましたが、みんなが次々に「シュウくん熱で倒れてるんだって〜?調子どんな〜?」と訪室してくださるので全く休めません。心配してくださるのは嬉しいのですが、お前らみんな長居するのはヤメロ。しんどくて相手できずにいると「ホンマにしんどいんだねー」とか言われてしまうし。しんどいっちゅーねん!点滴してんの分かるやろ!
 
終業時刻キッカリでフラフラしながら帰宅し、そのままとりあえず横になる。知らぬ間に寝てたみたいでしたが、そんな中で見た夢も熱にうなされる悪夢でした。不意に目が醒めてトイレに行こうとしたらもう自分が右なのか左なのか上なのか下なのか、全く自分がどんな状態になってるのか分からない。「アレ?」と思わずついて出た自分の声にさらに驚き。ホーミーみたいになってる…。「アタシにもホーミーできたんです(by松任谷由実)」みたいな。もちろんそんなこと言ってる余裕があるはずもなく。こわくて検温できません。だって絶対40℃越えてる実感あったし。ベッドから降りて立ち上がったつもりが思いっきり頭から倒れてました。コレはヤバい…。立位が保てないと判断し這いつつトイレへ。何だか黒い炎のようなのも見えます。げ、幻覚…?自分でも驚くほどの喘ぎ呼吸しか出来ず、もう確実に死ぬんだと覚悟しました。多分オレはろくな死に方しないんだろうなーとはずっと思ってましたが、まさかこんな状態で死ぬとは。あ〜、さようなら〜、仲良くしてくれた友達や今までオレが触ったネコとイヌ〜、と訳の分からぬ事を考えつつ何とかベッドまで辿り着いたとこで気を失いました。いやホント冗談じゃなくて気を失ったんだってば。
気がつくと朝でした。まだ生きてるみたいです。良かった良かった。安心ついでに愛しい我がネコを触ってやろうと思いましたが、サッパリ近づいて来てくれません。薄情なヤツです。さすがに今日は仕事を休みました。体調最悪だとやっぱり情緒不安定になってしまうのですね。寝ながら付けてたテレビの「答えてチョーダイ」でやってた花火大会の恋とかの話で号泣し、藤子不二雄の「老年期の終わり」を再読し号泣しました。ほんで色々と差し入れをしてくれる友達にも有り難くて号泣してしまいました。
 
それにしてもこうやって体調を崩すと一人暮らしの不安さを痛感せずにはいられませんね。それと同時に友達の有り難さにもしみじみ感謝します。人ってはつくづく一人では生きれない生き物なんだなぁと。(現在も未だ38.4℃ほどはありますが臨場感もってお伝えする為あえて日記書いてます←おとなしく寝とけ)