〜2006-04-14:転載版

2006.04.14.fri 当直中サバイバルホラー

当直中、京山姐さんが貸してくれた『クリムゾンの迷宮』(角川文庫:貴志祐介)を読破。てゆーか、一晩で393ページ一気読みしてしまいました。当直中なのでラウンドとか行かなきゃなんないのに怖かったケド続きが気になって気になって一気読み。タイトルからキングクリムゾンと何か関係あるのかと思ってたんだけど全然カンケー無かった。
『サバイバルのためのアイテムを求める者は東へ、護身用のアイテムを求める者は西へ、食料を求める者は南へ、情報を求める者は北へ。
突然見た事もない土地で目を醒ました主人公は生き残りをかけた凄惨なゼロサム・ゲームへの参加を余儀なくされる。携帯用ゲーム機の指示に従って異様な風景の中を交錯しながら9人のゲーム参加者が生き残りを懸けて、互いが互いを裏切り、情報を隠し、食料を奪い、武器を奪い、生き残ることがゲームの勝利を意味する。ジャンル分けするなら、「新感覚サバイバルホラー」ってところか?『黒い家』とか『ISOLA』の貴志祐介が書いてるんだけど、実はこの貴志祐介ってあまり良い印象無かったのだ。既に『黒い家』も『ISOLA』も映画で見たけど、その出来があまりに納得できなくて。『黒い家』は大竹しのぶのキレすぎてる怪演っぷりに腰が抜けたし、『ISOLA』は木村佳乃の大根女優っぷりに腰が抜けた。そんな感じの貴志祐介イメージが払拭しきれないまま読んだのですが、これがなんともオモロかったです。
「SAW」とか、「8mm」とか、「サバイバー」(シロウト女ヒールのカリスマ松尾タンは元気なのかしら?)とか、そーゆーのを観た事ある人なら物語の最初の導入部分でネタに薄々感づいてしまい、物語上それぞれ誰が何の役割を担って登場してんのかある程度の予想ができてしまうのですが、それを差し引いてもストーリーのテンポや筆力は圧倒的なものがありグイグイ引込まれてしまいました。ゼロサム・ゲーム、サバイバル、カニバリズム、刺激的な要素を次々盛り込んで来るにも拘らず、うまくまとまってるし。 ただ、ただ一箇所だけ最後まで解き明かされていない伏線があるような気がするのですが…。これは単にオレの読解力が足りないのか、もし読んだ人いるならコッソリ教えて欲しいところです。

クリムゾンの迷宮

クリムゾンの迷宮




2006.04.13.thu ユーミンのライブを大音量で。

槇原敬之の「三人」、上京してきた主人公が男友達とその彼女の3人で共同生活するちょっとセンチメンタルな初期の名曲。その甘くてどことなく切ない感じが大好きな曲なんだけど、『まだ彼女がいない頃は 真夜中に大きなボリュームで ユーミンのライブをよく聴いたね』って、男2人で真夜中にユーミンのライブを聴いてるってオカマ丸出しの歌詞だなぁって思ってましたが、『まだ彼女がいない頃は 真夜中に大きなボリュームで Doobieのライブをよく聴いたね』だったのですね…。 今日、気付きました。もぅかれこれ何年間も勘違いしてました。

君は僕の宝物

君は僕の宝物




2006.04.12.wed 春のweb事変。

職場の同僚が、「昨日は5行しか日記書けなかったから、ついでに今日のと明日のも書いたんよー」と言ってた。
…??  どーゆーこと??

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春なのでweb上でも色々と変動あるみたいです。
『りべらめ。』→ブログ形式にて復活した模様。いろんなとこで東京ライフをエンジョイしてそうで羨ましい。 『zipless』→何やら意味深なことが書いてありましたが5月あたりでフィナーレってほんま? 『Everything is but a dream within a dream.』→コソーリとリンクしてしまいました。喉越し良い文章が心地よいです。
我がサイトは相変わらず。mixiとも連動せず、blog化もせず。このご時世、やっぱブログにしなきゃ来訪者数も減っちゃうかなー?アクセス解析も外しちゃったから全然把握できませんが。でも最近ちょとブログに関しては興味しんしん。(←時代の波に完全に乗り遅れてます)




2006.04.10.mon トリュフと寿司。

職場で病棟オバハン看護婦さん連中と『一鶴』を配送購入しようってことでオレも一口乗りました。ひなを二匹買ったので今日も仲良し事務娘と仲良し看護婦さんの3人で我が家で晩ご飯。今日はその看護婦さんが休みだったので昼間から「ちらし寿司作ってくわー」とメールが入る。わーい。仕事終わってからオレもスープやら何やら追加で作って結局、品数多い晩ご飯が出来ました。
一鶴のひなどり(二匹)
*ちらし寿司
筑前
*いかちちの煮付け
*おくらとチーズのマヨネーズ和え
*トマトとベーコンのコンソメスープ
*豚肉のしそ巻き
3人で食べきれんほどの量でウキウキしながら食べました。相変わらず男の話と職場のグチで盛り上がりながら。いかちちって初めて食べたよ。何?あれ。それにしてもオンナってトキオの中ではコクブンが一番カッコイイとか言う子が多いですね。『同窓会』での超ホゲオネエ役でも観せてやろうかと思いました。「淫乱な夜を逃したわっ」って。オレが「やっぱヤマグチくんだよなー」とか言うと全否定されました。オンナにとっては、ちっこくてマッチョな男ってキモイみたいです。カワイイのにね。 コーヒーいれてトリュフ食べました。このトリュフ、超うまー。
でも食べ過ぎたのでみんなでダイエット運動もしました。3人それぞれ背を向けて柱持って足上げとか。「やっぱ体の内側から美を追求しなきゃねー」とか言いながら、今夜大量に摂取したカロリーは無かったことに…。
翌日みんな仕事だから晩ご飯だけ食べて帰るわーとか言いながら結局0時解散。シュウくんちってくつろぐわーと言ってもらえて何だか嬉しい。我が家をケンタの家化プロジェクト発動中。




2006.04.09.sun 紙袋と捨て猫

いつも行くホームセンターで珍しく捨て猫の里親探してました。店の人に話を聞くと今朝店の前に紙袋に入れられて捨てられてたとのこと。紙袋を覗くと生後間もない黒い小さなネコが3匹、身を寄せ合ってチーチーと鳴いてました。99%連れて帰ろうと思ってしまいましたが、1%の理性で思いとどまりました。今、我が家のネコも体調万全ではないし、ケンチャンの許可もないのに更にネコは増やせません。しかも3匹も。「誰かイイ人に拾ってもらえよ」と思いつつホームセンターでネコの缶詰を5個買い、お店の人に「このネコたちをもらってくれた人にこの缶詰もあげてください」と渡して帰りました。
ちいさくっても生きてるんだ。捨てたりしちゃ絶対にダメ。




2006.04.08.sat 命の連鎖。
 
BLS、無事合格!
さー、次はBLSインストラクターとACLS目指すぞー。
ピンバッヂがちょっと嬉しい。

BLSヘルスケアプロバイダー 日本語版

BLSヘルスケアプロバイダー 日本語版




2006.04.06.thu 退職花見。

先月末で大量退職者を出した当院。病院上層部の理不尽な運営に付いて行けず次々と辞めていったわけですが、現場で働いてた者同士はとても仲良かったので今日は退職者も混じっての花見。「元5階病棟」、通称「モトゴ」の集いです。退職した看護婦さんも産休中の看護婦さんも現役に働いてる看護婦さんも大集合。もともとチームワークの良かった病棟なので盛り上がりも凄まじく超楽しかったです。それと同時にこのメンツが再集結して一緒に働く事はナイんだと思うと泣きそうになりました。できることならこの「モトゴ」メンバーで病院作ってしまいたいほど。鍋一杯にオデン作ってくる病棟主任さんも、暴れる我が子を叱り飛ばすヤンキーママ介護士さんも、人目を憚らず乳児にオッパイあげてる看護婦さんも、バーベキューの網でホッケ焼いてる病棟秘書さんも、みんなみんな本当に大好きです。
ライトで照らし出される夜桜を見上げながらちょっぴりセンチメンタルになりました。「ミルク症候群」真っ只中で人との暖かな繋がりを欲してる今のオレにとって、今日のこの気のおけない「モトゴ」メンバーでの花見はいい感じで心の潤いになりました。どこかの開業医さん、ぜひこの「モトゴ」メンバー全員を雇って。




2006.04.05.wed ミルクの余波。

もう、ホント先月『ミルク』読んでから大変です。野原かおるクンも言ってたけど、「余波」が凄いんよ。このマンガ。
もうホント一人でいるのがムショーに寂しくなってヘニャヘニャになってます。仲良しの友達と一緒に晩ご飯食べたりお喋りしたりって団欒に飢えてます。『ミルク』でみんなが集まってくる「ケンタの家」みたいなスペースが欲しくて欲しくて。と、思ってたのですが最近なぜか友達がよく我が家に遊びに来てくれるようになりフと気付きました。「あ、我が家がみんなの集まれる家になったらイイんだ」と。
理想としてはケンチャンが帰国したあとも、友達が気さくに遊びに来てくれる家になったらイイな。オレが仕事から帰って晩ご飯作ってると友達が遊びに来て、そこにケンチャンも帰宅してみんなで一緒にご飯食べるとか。そーゆーまさに『ミルク』的な生活に憧れてしまっています。もちろんオレもこれからはケンチャンの友達と仲良くして、ケンチャンの友達もうちにどんどん遊びに来て欲しいし。オレら2人を中心にわんさか友達がいてくれるような。そんなアットホームな生活が今後できたらイイナーと。
ねぇケンチャン、どう思う?
ほんと「余波」の凄いマンガです。

ミルク (3) (爆男COMICS)

ミルク (3) (爆男COMICS)




2006.04.03.mon バウムクーヘン

偶然職場からの帰り道、先月辞めた看護婦さんと遭遇。これは奇遇だねってことで仲良しの事務の子(♀)も誘って一緒に晩御飯。結局昨日に引き続きシュウくんの家で食べようって事で中華テイクアウト三昧でした。バウムクーヘンも1ホールもらったので食後はコーヒー入れてマターリ。でもあまりに話が盛り上がり過ぎて笑い転げてたらお茶やコーヒーやアロマオイルがこぼれて大変だった。一人ぽっちの食事が寂しくなってた最近、こうやって連日のように我が家にお客さんが来るのがとても嬉しい。 人は一人じゃ生きていけない。




2006.04.02.sun コーヒーが飲める環境。

大学時代の悪友♀2人が我が家に遊びにきました。オレもケンチャンも家でコーヒー飲まなかったのですが(パックジュースばっかり飲んでた)、うちでケーキ食ってコーヒー飲んでくつろぐ為に、豆とかドリップ(?)とか買いそろえました。マターリとアロマオイルとか焚きながらさっそくコーヒーをいれました。何か新鮮でイイですね、我が家にコーヒーの香りが充満するのって。時間を忘れてお互いの近況を報告し合いました。
昨晩作ったの残りがあったので結局そのまま晩御飯も食べました。
*たけのこご飯
*春キャベツとベーコンのコンソメ
*小松菜とアゲの煮浸し
*イチゴ
こーゆー家庭的な献立でみんなと食事するのってプチ家族風で楽しい。「ミルク」読んでからこーゆー”団欒”を欲している自分にハタと気付く。みんなが帰るときは、すげー寂しかったヨ。

ミルク (2) (爆男COMICS)

ミルク (2) (爆男COMICS)




2006.04.01.sat 正義の味方。

こどもの頃から正義の味方になりたかった。
悪に敢然と立ち向かって勝利する。
そんな正義の味方になりたかった。
でも世の中ってのは、そんなに正しい事ばかりが勝利するようには出来上がっていない。世の中ってのは悪くても道理が通ってなくても権力を持ってる者が勝つようになってる。
あまりにも患者さんにとって不利益な決断を無情に下して行く当院のリハビリ部門。普段から院長容認の元、横暴過ぎる動きを見せていたリハビリ部門に喧嘩を売ってしまいました。だってオレらの仕事ってのは患者さんの権利を守るのが第一だから。オレとしては冷静に話し合いをしに行ったつもりだったのに、リハビリ主任(♀)の高慢な態度にキレました。いつも常にニコニコして仕事してるオレが予想外にキレたもんだからリハビリ主任泣いちゃいました。すると、見事に院長にチクられてしまいました。突然オレは院長から呼び出し喰らってボコーンと怒られました。どーなん、病院のトップにチクるって。そしてトップダウンの形で落としてくるって。リハビリ主任も腹が立ったんなら直接オレに言えばいいやろ!
世の中、力をもってる人が正しい人だとは限らない。
でもやっぱり今でも正義の味方になりたいと思ってる。
必ず仕返しします。