〜2005-06-30:転載版

2005.06.30.thu ツインピークスみたいだな。

食器洗ってたら、器にソーメンが引っ付いて固まってました。こすって取ろうとしたら、固まったソーメンの先っぽが指のツメと肉の隙き間に刺さった。これがケッコー深くまで刺さっててツメの上からもソーメンが確認できるほど刺さってる。朝から悶絶してしまいました。かつてツインピークスで殺人被害者のツメの中に埋め込まれた紙切れをピンセットで取り出すシーンがあって、それがまたやけにリアルで無意味なほど丁寧な描写で観ながら自分でも「イテテテテ」とか思いつつ、「こんなシーンをやけに丁寧に撮ってるデビッドリンチってやっぱ変態だな」とか変に感心してましたが、まさかそれと酷似した状況を自分がソーメンでやってしまうとは夢にも思いませんでしたよ。ソーメン凶器。

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2005.06.29.wed 特定疾患

おっ?
シャイドレーガーですか?
 
やっぱ内科Drの話はオモシロイなぁ。




2005.06.28.tue コントロール

所詮この世は、コントロールする人とコントロールされる人に分けられます。もちろん地位が高い人=コントロールする人、だとは限らないわけで、むしろそーゆー地位の高い上司を上手く扱う部下こそが真のコントロール者。相手をコントロールする為なら、どんな姑息な手段でも躊躇い無く用います。将棋のコマを進める感覚とまったく一緒で、相手の性格やその他まわりの状況をしっかり考慮し、自分がどのように動けば相手を自分の思った通りに動かせるか。そのために必要なのは色んなパターンの展開をシュミレーションできるセンス。それと相手の反応を瞬時に判断出来るセンス。さらに自分の出方によって相手をどう反応させるかという駆け引きのセンス。どれもこれも大切。他人をコントロールしようなんて福祉倫理に反する!と、専門職の方々には怒られてしまいそうですが、やっぱり所詮この世は、コントロールする人とコントロールされる人に分けらるのです。




2005.06.27.mon お風邪を引きました。
 
おーーーーー、これって夏風邪かーーーーー?
風邪は誰かにうつすと治るってゆーから、誰かにうつしてやろう。
くしゃみ連発。水のような鼻水が垂れます。




2005.06.26.sun 心の暗黒大陸

ここ数年、医療だの福祉だのの業界に身を置いていた為か、すっかり人間が丸くなってしまったような気がします。中学〜高校の頃は水泳に精進しつつ吹奏楽部に没頭しつつも実にドロドロで巨大な暗黒大陸を心に構えていた自分としては、ここ数年のイイ子チャンぶりに自分でもそろそろ嫌気がさしてくる時期なのだなぁと何となくボンヤリ感じていたのですが。職場での人畜無害っぷりにも飽きて来たので、再度あの思春期のドロドロした心の暗礁に乗り上げてみたくなりました。友達からも職場の同僚からも、よく「優しい」とか「大人しい」とか「よく笑ってる」とか言われますが、実は心に真っ黒な闇を持ってるんですよ、そんでその闇の奥に底なし沼まで持ち合わせてるような人間なんですよ、オレ。
手始めに思春期に熟読して感銘を心深く受けていた江戸川乱歩でも再読しようかと思い立ち、日曜の朝っぱらから岡山のLOTSまで車を走らせました。どうしても春陽堂江戸川乱歩シリーズの文庫で読みたかったのです。これはどうしても譲れないコダワリです。岡山で春陽堂の文庫を置いてる店ってココしか知らないので太陽sunsunの日曜に江戸川乱歩を求めてお出かけ。しかもiPodで聖子ちゃんの青い珊瑚礁とか爆音で聴きながら。なんかこの時点で既に分裂気味ですね、我が精神。いざ店に入ってズラリと並ぶ江戸川乱歩の本を一冊手に取り表紙に目をやると、多賀新のあのキテレツなカバー絵が我が目に飛び込んで来ました。まさに変態の具現化とも言うべきエロ・グロを極めた繊細なイラストに思わず立ち眩み。これ!これ!この退廃の美学。本来のオレはこーゆードロドロとしたダークサイドが主幹を成す人間だったんだなぁと、懐かしさを感じると同時に再び禁断の世界に足を踏み入れる悦びや畏怖でワナワナなってしまいました。
そうだ、そうだ。オレはあの頃サワヤカげに水泳なんてしつつも家に帰ったらアングラ文学を読み漁り、所詮この世で嬉しげに生活してる凡人は馬鹿どもばっかりだ、とアホな優越感に浸ってたなぁ。世の中の奴らはバカばっかりだと思ってた自分が一番バカだったんだけどね、結局。んで30冊近くあるこの江戸川乱歩シリーズの中で何買おうか迷った挙げ句に結局、『三角館の恐怖』『陰獣』『パノラマ島奇談』『ペテン師と空気男』『暗黒星』『心理試験』『D坂の殺人事件』の7冊を購入。ま、暗黒スピリッツ生活を再開するには妥当なラインナップかな、と。さっそく家に帰って、SMプレイの末に浮気相手の奥さんを殺してしまう『D坂の殺人事件』を一気に読了。
や、やっぱり、、、す、、すばらしい、、、、。
作品全体に漂う気味の悪い魑魅魍魎感、今考えると何ともトンチンカンでチープなトリック、そして昭和初期に書かれているにも関わらず醸し出される大正ロマンのモガモボ風味で不気味な空気感。日本の陰影が全て活字となって紙の上をウネウネと蠢いてる感じ。この本を持ってると何か得体の知れない呪いをかけられてしまいそうな毒々しい感じ。何もかもが当時のまま文庫本の上で色褪せることなく華開いてました。ここ最近の健康な生活を全力で覆される予感で思わずゾクゾクします。もし人間が「陽」と「陰」の二つに分別されるとすれば、やっぱりオレの嗜好は明らかに「陰」だと実感してしまいました。これから暫くは忘れかけてた心の暗黒大陸にじっくりを腰を下ろし、ドロドロした感情に身を委ねてみようかと思います。もぅほんと「福祉倫理」とか「博愛精神」とかクソクラエ。昼間はおとなしい顔して仕事こなして、とっとと帰って夜はアングラ生活を再開します。みなさん、引かないでね。




2005.06.25.sat 独壇場。

OAを見逃してしまった「やっぱり猫が好き2005」ですが、ようやくDVD買いました。レギュラー終了後、98年から再び「新作」がちょこちょこ発表されてますが、今回の「2005」はその新作の中でもテンション高めの名作だと思います。新作関連はイマイチな出来の作品が少なくなかったので今回のハイテンションぶりはかなり嬉しい。とくに室井滋、やりたい放題で素晴らしいです。なに、この結い上げ髪。反則だわ、ほんとに。「犬神家の一族」の三田佳子、「極道の妻たち」の岩下志摩、「短篇キネマ百色眼鏡」の椎名林檎。日本髪結い上げベスト3のこれらのグロテスクさに匹敵する結い上げ髪。 もう大好き。

やっぱり猫が好き2005 [DVD]

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2005.06.24.fri ミュージックバトン

先日mixiのメッセージにてふさこチャンからミュージックバトンを受け取りました。とりあえず「なんでもやってみよう」スピリッツなので、やってみました。ふさこチャンもmixiではなく自分のサイトに書いてたのでオレも自分のサイトに書きます。以下がソレです。
 
○Total volume of music files on my computer
:(コンピュータ内の音楽ファイル量)
 どうやら4.59GBで763曲らしいです。
 
○Song playing right now
;(今聞いている曲)
 何も聴いてません。
 BGMはネコがニャーと言ってるその鳴き声です。
 
○The last CD I bought
:(最後に買った CD)
 何だろう?と思って記憶の糸を辿りました。
 藤岡正明の「たとえば、僕が見た空」でした。
 ノンケっぽいですね。(んなことない)
 
○Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
:(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
 「真夏の出来事」:平山三紀
 「アカシアの雨がやむとき」:西田佐知子
 「古い日記」:和田アキ子 
 「パッション」:早見優 
 「夜へ急ぐ人」:ちあきなおみ  
 
○Five people to whom I'm passing the baton
:(バトンを渡す5名)
 あまり友達がいないので、どうしようと悩みましたが以下の5人の方々、
 もしここのサイトをタイミングよく見たら受け取ってください。
  *風の谷のケイスケさん
  *しゅがびんさん
  *宇多津のまつうらさん
  *まぐのんさん
  *おかまっくさん
 もし良ければ受け取ってやってください。
 こんなんでイイの? フサコチャン。




2005.06.23.thu バディージェーピー。
 
あ、katsuくんだー。
 
アベちゃんは小説をバディ誌上に乗せ、鰆クンはマンガをバディ誌上で披露し、katsuくんはバディの表紙を飾る。みんな結構バディと絡んでるんですね。さて、ボクチンは今後バディと一体どーいった絡みをしていけば良いのでしょうか。




2005.06.22.wed そんな転院。

ものすごい胸水溜まりまくり。こんなヒドい状態のまま患者さんを退院させて次の病院に送って来るなんて信じられん。ひどすぎ。再度大至急でムンテラ




2005.06.21.tue テンション高めの高水準マンガ。

2000年くらいに刊行された古いマンガですが、久しぶりにテンション高めのオモシロマンガに遭遇です。『クーデタークラブ』(松本光司講談社)。平凡な高校生活をおくる主人公(♂)。でもその主人公(♂)の趣味は女装。そんな女装癖のある主人公が学校内にある「革命部」とつながりを持ってしまった事から、ゆすられたり、監禁されたり、次々と血しぶき度数高めな事件に巻き込まれてしまう。女装していくシーンの高揚感をリアルなまでに描写してみたかと思えば、女の子のオナニー覗き見てドキドキしてみたり、突如としてその女装のまま男のチンコ噛み切って血しぶき浴びてみたり。何者だか分からない数人の男たちに監禁されて「どうやってこの場を逃げるかッ?!」って切迫した時に、自分の女装にメラメラと自信が湧き「ちょいとそこのオニイサン、あたしフェラチオ上手いのよ」と誘い、そのまま相手のチンコ噛み切って逃げようってストーリー展開にした作者のテンションの高さを絶賛します。などと書いてみても意味不明だとは言うことは重々承知なのですが、ホントにテンションの高さだけは目を見張るモンがあるのでストーリーなんかは後回しです。ストーリーうんぬんより、このテンションの高さを体感する作品だと認識したうえで是非ご一読あれ。「ヒミズ」「殺し屋1」「月光の囁き」以来ひさびさに手応えのある高テンション作品。今は「彼岸島」連載してるけど、それより断然オモシレー。

クーデタークラブ 1 (ヤングマガジンコミックス)

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2005.06.20.mon お勉強。

今日は総婦長と一緒に難病・結核の講習会に行ってきました。…なぜオレが総婦長と二人っきりで講習会に出席せんといかんのですか?色々と勉強になったから別にイイんですけど。




2005.06.19.sun お引っ越しのお祝い返しは微笑みにして。

クロちゃんは幸せを求めて九州に居を移し、圭輔さんは高知で風の谷の住人になってしまい、ユウキくんは槙原敬之の歌の如く東京へと旅立ち、後輩ミケタくんもORB卒業して帰省したらしいし、エイくんも関西方面に行ってしまったようだし、ナオコもお引っ越しをしたようす。重なるときは重なるもんですね。別れがあるからこそ、一緒に笑い合える時間を大切にして過ごしていきたいなぁと改めて実感。お互いのながいなが〜い人生の中で、少しでもその人生航路を交叉することが出来て一緒に過ごせた人たちには、ほんと離ればなれになって新たな場所で生活をはじめても元気にニコニコと過ごして欲しいと心から思います。そしてまた何事も無かったかのように再会してニコニコ笑い合いたいもんです。
オレ&ケンチャン的にも9月には人生において大きな分岐点がありお互いの生活に変化が訪れるわけで、これだけ長く一緒の時間を過ごして来たケンチャンと離ればなれになるのは今から想像もつきませんが、9月までに気持ちを整理して少しずつ少しずつ心の準備をして行こうと思います。今日も一緒に昼寝してご飯食べてビデオ観て笑ってネコと遊びました。こーゆー日常を「当たり前」だと思わず、1日1日感謝しながら過ごして行きたいです。




2005.06.18.sat 講師。

某大学のホスピスケアを研究しているところから講師の依頼が来ちゃいました。ソーシャルワーカーからの視点を講義をして欲しいとのことで。受けちゃいました。事前にその研究会に参加している人たちに色々と話を聞いてみると、みんな終末期ケアには命とは何かを問うようなドラマチックな出来事に遭遇できると思ってるようですが、終末期の実際でそんな美しげなモンには滅多にお目にかかれるもんではありません。講師なんてやったことありませんが、何事も自分の経験値アップの肥やしです。とりあえず松浦の卒論でも読んでみようかな。




2005.06.17.fri 災害救助の基本でケアする病棟。

先日は担当ではない病棟の飲み会に誘われ「仕事のために飲むのだ」などと必死に自己欺瞞でしたが、今日は自分の担当病棟のビアガーデン飲み会です。気心知れた仲間たちと一緒に飲み喰らって来てやりました。実は来週月曜にまたヘビーなCa.終末期の患者さんを院長が勝手に入院許可を出しそれがうちの病棟に入って来るので、みんなもうヤケッパチの「来るもんは何でも来いや!どうなっても知ったこっちゃねー!」状態で自暴自棄の暴飲暴食でした。もぅこうなったら災害救助の基本で「助かるヤツから助ける。生きたいヤツだけ生きろ。」です。以前も院長のバカな判断で終末期のガン患者を受け入れ、大変な事になり病院全体でも大問題になったのですがやっぱりここの院長は呆れるほどにバカなので全く学習能力が無く同じ事を再度繰り返そうとしているのです。翌日が休みな人々は更なる暴飲暴食を求めて倉敷の夜の街へと消えて行きました。「あそこの高級なバーが、、、、」などと話してるのが聞こえました、一体何処へ、、、?翌日仕事のある我々はお茶だけシバいて帰ろうとしましたが、結局2時間くらい茶シバいてました。みんなストレスフルな生活です。戦士たちの休息。