〜2005-05-31:転載版

2005.05.31.tue グイグイと笑いのツボ。
 
おっと、来週シガテラが突然に最終回だって?!

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時々、不意に笑いのツボにハマってしまって抜けれなくなる時ってあるじゃないですか。今日、夢の中で笑いのツボにハマってしまって大変でした。何やらオレは夢の中で ヤ さんに追っかけられてます。なんだかよく覚えてませんが、どうやら ヤ さんの悪事の秘密をオレが握ってしまい追っかけられてるようです。「うわ、こりゃ捕まったら口封じの為に殺されるな、絶対。」と、焦りつつ走って逃げまわり、芝居上演中の劇場に逃げ込みました。するとその劇場の中で出番をスタンバってる「赤毛のアン」のアン役の格好をした中尾ミエに遭遇。何故だかオレの横にいた笑福亭鶴瓶と共に「なんで中尾ミエ赤毛のアン?」と爆笑してしまいました。もう、そこから笑いのツボに入ってしまい、ヤ さんが追って来るにも関わらず笑いが止まりません。鶴瓶も一緒に走って逃げながら笑っているのですが、その鶴瓶がオモロくて更にツボにハマってしまいます。「うわ、オレ夢の中で笑いのツボにハマっとるで、どーしよー。」と”これは夢だ”と冷静に理解しつつも、笑いのツボからは抜けれません。夢の中で何をやっても笑えます。やることなすこと笑えます。一緒に走る鶴瓶で笑えます。中尾ミエ扮する赤毛のアン見りゃ笑えます。全力疾走してる自分に笑えます。「うわー、どーしよー。どーしよー。」と困りつつも笑いのツボからは抜けられず笑いっぱなしのまま、そのまま目が醒めました。多分ものすごい笑顔で寝てたんだと思います。かつては夢の中で爆笑したらほんとに寝ながら爆笑してて、その自分の笑い声にビックリして目が醒めたことあります。今日は朝っぱらから、つくづく自分ってアホな人間だと思い知りました。ある意味、ほんと幸せなニンゲンだ、オレ。

シガテラ(6)<完> (ヤンマガKCスペシャル)

シガテラ(6)<完> (ヤンマガKCスペシャル)




2005.05.30.mon 鑑定拒否にて佳境突入。

さあ、そろそろ我が担当患者さんの成年後見、佳境に突入の気配。ところが家庭裁判所が鑑定を依頼した精神科医は「わたしはもう高齢なので鑑定できるか自信がありません」と鑑定を拒否。うちに転院してくる前に入院してた病院での主治医だったくせに…。さあ、どうする。 あー、もー、めんどくせー。




2005.05.29.sun ひとりでmp3。

ケンチャンがサーフィンに行ってしまったので一人遊びの日曜日。iPodの中身がいっぱいになって困りました。aiffで保存してるのですが、コレだと20GBのオレ様のiPodは400曲くらいで満タン。増やしたくても何かを削らなければ次を入れることができません。そこで思い切ってとりあえずiTunes内を一掃。ぜんぶmp3で取り直す事を決意しました。どれほど音質が悪くなるかやってみないと分かりませんが、収録できる曲数が多いほうを選びました、わたくし。(単純に考えてファイルサイズが1/10と言う事は音質も1/10に落ちるということか)aiffのファイルはマスターとして保存すべく全てCDに焼き、再度mp3に変換しiTunesへ。日曜日まる一日潰してこの変換作業に明け暮れること約12時間。ほぼaiff→mp3に変換完了。
さて、いざ車のなかでiPodを接続して音質の違いを聴き比べ。んん〜〜〜、明らかに違う。ショボイ。「浅い」というか、、、、、。ピアノとかの音は完全にダメね。響きの部分が全部カットされてるような、深みのない音。ボーカルもザラザラした感じ。J−ポップとかは全然気にならんな。1/10の大きさのファイルにしても音質の変化が気にならないってことは、もともと音に厚みがナイっちゅーことだ。 所詮ニッポン。でも高橋真梨子だけはボーカルが全然違った。とても薄っぺらな印象の声質になってしまっている。てことは高橋真梨子の声にもともと厚みがあるっちゅーことだ。 されどニッポン。てか、みんな一体どんな形式で保存してんの?mp3だと20GBで5000曲も入る計算だ。何入れよう。




2005.05.28.sat おじゃまします廃墟。

身近な廃墟に触れたくなり瀬戸内海に浮かぶ岡山市唯一の有人島『犬島』へ。宝伝海水浴場の船着き場から行けます。なんか映画やドラマのロケ地としても結構名が知られているらしいです。島自体はほんとに小さくて約2時間で島周囲を徒歩で制覇。こんなこともやろうとしてたみたいですが、高潮の被害かなんかで見るも無惨に。直島みたいに「島全体とアートの融合」みたいなコンセプトだったんだろうけど、途中ヤメみたいでとても中途半端っぽいことになってて笑えました。メイン目的の製錬所跡地の廃墟は、あまりにも廃墟すぎて呆気に取られました。原型を留めていません。それにしても、過疎です。たくさん写真撮ったのですが、どれもこれもイマイチなのでネットで拾いました。




2005.05.22.sun サラッとキャサリン・ゼタ=ジョーンズ

日中一人でヒマだったので、ケンチャンがもの凄くオススメしてた「The Terminal」観ました。ニューヨークの空港に降り立った男(トム・ハンクス)。でも彼が飛行機に乗っている間に彼の祖国はクーデターによって事実上の壊滅。パスポートも無効になり無国籍状態となった彼は帰国する事もアメリカに入国することも不可能。行き場を失い、空港の乗り継ぎロビーで立ち往生した彼はそこでの生活を開始せざるを得なくなる。そんなワンシチュエーションで起こる様々な出来事。最初は彼(トム・ハンクス)を怪訝な目で見ていた空港職員も次第に彼に心を許し出し、彼の空港での生活を見守り、彼がアメリカにやってきた『目的』を応援する。
基本的にワンシチュエーションで展開する物語って大好きなんですけど、アメリカの、しかもニューヨークの空港はあまりにもデカ過ぎてこのワンシチュエーション感は全くナシ。空港の乗り継ぎロビー内だけの出来事だと言うワンシチュエーションの実感全然ありません。広過ぎます。アメリカ。岡山空港関西空港と広島空港と高知空港羽田空港しかしらないボクチャンにとっては未知の領域です。
しかもキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。こんなアクのない演技をしてるキャサリン・ゼタ=ジョーンズは初めて見ました。だってエントラップメントですもん、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ。女怪盗。だってシカゴですもん、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ。乱痴気ミュージカル。
もっとこのワンシチュエーションとかって設定を活かすなら舞台とかでやったらイイのに。トム・ハンクス役はぜひ田中要次で。キャサリン・ゼタ=ジョーンズ役はぜひ山口智子で。(こーゆー微妙で絶妙な感じのキャスティングが似合いそうな映画ってことです、つまり。)松子とかが好きそうな感じの映画でしたヨ。




2005.05.21.sat 首吊った部屋とお猿日記。


仕事終わってからケンチャンとお疲れさま会でビアガーデン行って映画のレイトショーを観に。映画が始まるまでの時間潰しで入った本屋で衝撃の発見。ほ、ほ、ほ、ほんとうにあったんだ…。(驚)『おさるにっき』。何の事だか分からない人は別に反応して頂かなくて結構です。分かる人だけ驚いてください。オレはこの10年以上ずっとあの話は室井滋の創作なんだと思い込んでましたyo。

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デンジャラス・ビューティー
 Miss Congeniality 2 - Armed and Fabulous
観てきました、デンジャラス・ビューティー2。前回はミスコンに潜入捜査でしたが、今回はラスベガスに潜入捜査です。続編モノは必ずコケるってのが映画業では定説ですが、これはそこそこガンバってたように思います。ストーリー自体はともかく、テンポも良いしサンドラ・ブロックもサービス精神旺盛だし。(とかいいつつ前半、ちょっと寝てしまいました。気が付いたらサンドラ・ブロックは既にラスベガスに潜入しいてました。)ケンチャンはかなり酷評してましたが、オレはまぁまぁ好きです。でもやっぱりコンセプトとしては前作に引き続きサンドラ・ブロックのコスプレを笑う映画なのですね。ライザ・ミネリドリー・パートンのモノマネ見てウケてるのってオカマだけのような気が…。最近のこーゆー「ガンバル女」系ムービーには必ずゲイが出てますが何故ですか?女メインの映画を撮るときにポジションとして持ってきやすいんでしょうね、ノンケ男を登場させるのと違って面倒な色恋を描かなくてイイから。サンドラ・ブロックもののレビューを書いた時には必ず毎回書いてますが、やっぱり今回もサンドラ・ブロックマイケル・ジャクソンに激似だと思いました。

デンジャラス・ビューティー2 [DVD]

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2005.05.20.fri ヒッチコック越え。

世の中に有名サスペンスドラマは数あれど、殺人シーンで「古畑任三郎」の桃井かおりを超えるモノはナイ。サイコのジャネットリーが殺されるシャワーシーンなんかメじゃないと思えるくらい。ラジオDJ役の桃井かおりがヒールを脱ぎ捨て黒いロングのスカートひるがえし、越路吹雪のサントワマミーをBGMにラジオ局の廊下を全力で疾走し、夜中の駐車場に走り出て満開に咲き誇る桜の木の下で付き人の頭部をヒールで撲殺。極めつけはその桜をバックに覗き込むように顔を歪めつつ桃井の台詞、「痛い?」。もう、ほんと素晴らしいとしか言えないこの一連の流れ。久しぶりの平日休みの昼間は古畑のDVD BOX鑑賞に明け暮れました。木の実ナナがゲストの回も好きです。木の実ナナのケバい気持ち悪さが素敵です。中古で結構安くなってんのね。

警部補 古畑任三郎 1st DVD-BOX

警部補 古畑任三郎 1st DVD-BOX




2005.05.19.thu 三権分立

担当の中に成年後見申請中の患者さんがいるのですが、土地や財産の結構ある人なので、朝っぱらから家族、弁護士、家庭裁判所の担当官、そして本人を交え面接。朝9時からって早過ぎるっつーの。病棟まだ申し送りしとる最中だし。重度の認知症で在宅時代はオノ持って家族を追い回してたというジイチャン。在宅から精神科へ入院し、そこで骨折し一般科へ転院し、最終的にうちへ入院してます。家族の顔もよく判別できてないので弁護士も家裁担当官も困り気味。そりゃそーだわな。普段の様子や色々と当たり障りない話をして、今回の核心である土地や財産の話になったとき、家裁担当官から本人に「誰かに管理してもらう意思がありますか?」みたいな質問をされましたが、突然ジイチャン「コーちゃん!」と叫びました。なんだそりゃ?どうやら以前まで自分の家の裏に住んでた隣人の名前のようでした。しかし家族の話では、そのコーちゃんは既に他界しているようです。家裁担当官の「誰に財産を管理してもらいたいか」という質問に「コーちゃん」と意思表示したことになるようで、今後は精神科医の鑑定というハナシになりそうだとのことでした。ま、オレとしては誰がこのジイサンの財産管理しようが関係ありませんが、ご家族は大変なんだろうなーと、その苦労を家族の横顔から察しました。
弁護士や家裁担当官や家族が帰ったあとに病棟に戻り、車イスでウロウロ徘徊しとるジイチャン見つけ、「お疲れさまじゃったなー」と質問責めにされたジイチャンの労をねぎらいつつ一緒に茶を飲みながらウエハース食いました。「こりゃー何という食いもんなら?」と不思議がりつつウエハースかじるジイチャンは、かつてオノ持って家族を追いかけ回した荒くれ者とは思えないほどの愛嬌に満ちた笑顔でした。ほんとに秤なのね、弁護士のバッヂ。




2005.05.18.wed 事情を察する。

緊急の転院相談。県北の某病院がドクター退職に伴い業務縮小するため患者さんを転院させてるとのこと。よくよく聞いてるとドクターが一人しか残らない上に看護師も大量に辞めるので、入院患者さんを全員ほかの病院に転院させなければケアが出来ないらしい。なにか内乱が起こったのだな…と推測しつつ相手側病院の緊急性も加味して、急いでベッドコントロールしてもらい至急で入院をお受けすることに。ま、DMとか認知症とか脳梗塞とか循環器系とか、うちの得意分野ばかりなので。それにしても大変ですね。もちろん患者さん本人やご家族が一番大変だと思うのですが。田舎の病院なのでもう数十年そこの病院にかかってた患者さんばかりなので、今さら新しい病院に移される事の不安は多大なモンがあると思います。その不安を出来るだけ少なくしてあげられるよう、転院したココで笑顔で加療継続できるよう、ケースワーカーは患者さん本人に、そして家族にシッカリと関わって行くのだ。




2005.05.17.tue ダブル胃瘻。

PEG増設ってダブル同時とかってホントやめてほしいんですけど。しかも一人は脳梗塞+重度痴呆。ホリゾンとか行ってんのに全然ダメで暴れまくり。ネクタイ掴んで引っ張られました。死ぬかと思った。いやホント。




2005.05.16.mon 大脱走

今日も今日とて残業中。またしても患者さん1名が脱院。夜7時をちょうどまわったくらいに同じ病院職員より連絡があり、「患者さんみたいな人が外を歩いてるよ。」とのこと。はっ? やっぱり今回もオレが追いかけ役になり全速力で相談室を走り出しました。まだ一緒に残ってた♀同僚は至急で病棟に確認の内線を入れてるみたいです。陽も暮れなずむ道をしばらく走って患者さん発見。認知症で普段から徘徊のある患者さんでした。かなりの興奮状態にあり声をかけると腕を振り上げ殴りかかられました。なんとか、なだめすかそうとしますが興奮収まらず、しきりに「 ワシは家に帰るんじゃ!」と手も足も出ます。こーゆーとき自分が精神科の出身だというのが役立ちますね、興奮して暴れる患者さんの制止の仕方は得意です。患者さん本人もまわりの人たちも怪我しないよう取り押さえます。精神科では若い患者さんが多く結構体力が要ったのですが、痴呆の患者さんは高齢者なので余裕で制止できます。
とりあえず病院に連れて帰りしばらく病棟で相手してました。「あー、ボクも走って疲れたがー。お茶飲むけー○○さんも一緒に飲もうやー。」などと注意を他へ逸らしながら全然違う会話をしつつ落ち着かせます。30分ほど病棟のホールで一緒に茶を飲みました。どうやら夕方に普段は面会に来ない患者さんの家族が来てから不穏だったとのこと。家族が帰ってから窓ガラスをイスで割ろうとしたり他患への暴言・暴力がみられたり、あまりに危ないのでセレネース行った直後なのに興奮収まらず職員の隙を見て脱院した模様。脱院患者さん追いかけ役になってる気がします、オレ…。