〜2004-05-31:転載版

20040531MON. move

患者さんの転棟の件で、患者さん、家族、病棟、医事課、それぞれの部署同士でひとモメ。そりゃそうだわな。医療保険適応の病棟と、介護保険適応の病棟があって、どっちの病棟に入るかで入院費等が変わってくるんだし、それが月末のレセプト計算と重なったり、複数の患者さんが一気に移動したりで。こーゆー混乱を招く可能性がある場合はキチンと以前から段取りをしてスムーズにやらなくっちゃ。
とは言うものの、入院してくる患者さんは減らないわけで。そうすると症状の安定している人から順番に介護病棟に移ってもらうほか手段はナイし。その各部署の間に挟まれるのがやっぱり我らMSWで、もーアッチコッチから色んなグチを聞かされてタイヘーン。ま、そんなグチを聞くのも、ある意味MSWの仕事なんだけどね。ソーシャルワーカーって企業内カウンセラーとしても働くくらいだから、職員同士の関係調整なんて当たり前なのね。
働きますぜ、職場の潤滑油として。




20040530SUN. wet
 
あー、もう。
除湿しないとヤってられねー。
そんなわけでスイッチ、ポン。




20040529SAT. the struggle for existence

限られた少数で、しかもそれが全員仲良しの職場って面白いの?自分にとって「イイ人」ばかり集まってる職場って、そのうちマンネリ化して退屈しそうな気がします。色んな人がいっぱいいて、自分とは絶対にウマの合わないような人もいて、派閥なんかもあったりして。そんな、いわゆる「めんどくさい」人間関係の職場って多分たくさんあるわけで。でも、その「めんどくさい」人間関係の中をスルスルと泳いでサバイバルしていくのも、刺激満載のゲーム感覚で、日々を退屈して過ごす事が無くてオモシロイと思うのです。自分のいる場所全てで居心地の良さなんて求めてないし、全てが居心地良かったら人生に凹凸がなくなりそうで物足りないです。
そんな事を考えながら仕事が終わったあとに自分の担当病棟へ上がって看護婦さんたちとダベってました。院内の勢力分布図とか派閥とかが垣間見れて非常にオモロイですね。病院という極めて多くの人種が働く組織でサバイバルして行く為に必要なのは、まず情報です。その情報収集も楽しいわけで。人間関係に対して案外ストレスフリーで、逆にそれを楽しめたりもします。
てか、オカマって案外そーゆー人間関係に得意で、ヒョウヒョウを生き抜いてる人って多いよね。基本的に人間が複数集まった時に最初に分化される指標ってのが「性別」つまり男か女かで、その「性別」の定義が曖昧な我らは、生まれながらに「何処かに属する」ことなく生活できる能力が備わっていると確信してます。あー、オカマに生まれて良かった。
 
どうして歴史の上に言葉が生まれたのか
 太陽 酸素 海 風 もう十分だった筈でしょう




20040528FRI. registration

4月から通い出したジムにはチームがあると聞いたので、本日やっとマスターズの登録をしました。学生を卒業して所属するチームが無くなってしまうと、試合にもなかなか出れなくなるので。で、ビックリしたのがマスターズ登録してる人数ってうちのジムでは6人ほどしかいないらしいです。少っ! どしたんですか、いったい。たしかに、スイミングスクールも無いし、年齢層もちょっと高めだから仕方ないのかもしれないけど。しかも、どんなレベルの人たちが所属してんのかサッパリ分かりません。こうなったら、このジムでのトップになってやります。
とりあえず9月に高知で試合があるので、それに照準を合わせて泳いで行こうかな、と。最近は全然プラプラ泳ぐだけだったので、基本から泳ぎ直しです。(とは言っても、ジムのプールってなかなかコース自体が泳ぐ環境でないのでキビシイですが)
ところで、マスターズって25mの競技もあるってホントですか?
… 短すぎませんか?25mって。
あと、リレーってあるんですかね。
もしあるなら出たいけど。
やっぱリレーは醍醐味でしょう。試合の。
試合直前のあの「緊張感」や「高揚感」は気持ちのよいもんです。
やっぱり人生にはある程度の「プレッシャー」が必要です。
仕事以外の。メリハリ。




20040527THU. ISBN-7844-8001-3

当直明けの日に限っていつも入院対応させられるのは何故でしょうか。イジメでしょうか。
 

            • -

姉妹社刊行「サザエさん うちあけ話」が大好きです。以前から何かフとした時に、つい開いては読み耽ってしまいます。しばらく実家に置きっぱなしになってたので、先週末久しぶりに実家に帰ったついでに持って帰ってきました。
最近、「人生とは何ぞや」と自問自答してしまう自分ですが(なんだそりゃ)、その答えに対して一つの答えを提示してくれるような本でもあります。長谷川町子の悲喜交々の半生を追体験してる感覚になるのですが、戦争中の話など悲惨で大変で苦しげなエピソード満載なのに何故か和むのです。やっぱり、こーゆーのには人柄が表れます。客観的に判断して「困難」だと思われるハプニングを、まったくサラリと書き流すことができる長谷川町子。そんなことができる長谷川町子は器の大きな人物であったに違いありません。他人が見て「大きな障害」であっても、本人にとっては「小さな路傍の石」であり、もしかしたら「人生のスパイス」としての意味さえ持っていたのではないかと思います。
この読むと、読後はいつも前向きになってる自分になれるので不思議。俺が人生をポジテジブに進めていくうえで欠かす事の出来ないツールの一つです。俺が非常に影響を受けた文体を書く人のうちの一人でもあります。




20040526WED.  caterpillar

今日も当直。
一緒に泊まったオッサンと話をしてて「やっぱり1割だと薬代が安くて助かる」と言っててビックリしました。医療費が1割ってことは、このオッサンもう70歳超えてるんだ。へぇぇ〜。年金ももらってるけど、安くて全然ダメだそうだ。やっぱり。「よろしく頼むで」と言われて何のことなのか分からなかったけど、しばらくして「世代間扶養」の事だとハタと気付きました。公的年金ってのは世代間扶養なので積み立てではありません。つまり、今、俺らが払ってる年金は将来の自分へ積み立てをしてるわけじゃなくて、現在、年金を受給してるこのオッサンたちに支払われる為のお金を納めてるわけで。
なんだか不思議な気持ちになりました。
年金納めてる世代と、年金もらってる世代が一緒のカウンターで今現在、仕事をしてるって状況が。一緒に仕事をしてるって関係性以外にも、ちょっと視点を変えると、そこには年金を媒体にして扶養関係が形成されてたわけで。
院内巡回を人通り終えて一緒に当直室に戻って、コッソリ焼酎を持ち込んで飲んでるそのオッサンの後ろ姿を見ながら、そのオッサンの半生を長々と聞かされましたが、ほんと誰一人として一緒の人生なんて無いんだなーとボンヤリ思いました。ニヤニヤしながら「昔は女郎屋で200円で遊べる時代だった」と言ってました。ほんと俺にとっては、どーでもいい話でしたが「ホォ、ホォ」と相づちを打ちながら聞きました。
夜中3時半に病棟から「ムカデが出たから助けて」と呼ばれたのにはビックリしました。それくらい自分たちで何とかしましょう。寝てる患者さんの横で騒いではいけません。




20040525TUE. moon of the lemon

やった。
「4to3」と「ウレシイノモト」と「檸檬の月」ゲットー。
小川美潮
とか言ってもsugawoくんとしんちゃん位しか知らないんだろうなぁ。(もしかしたら佐藤くんも知ってるかも)こんな見事な歌い手(あるいはソングライター)が埋もれて行ってしまうことは、本当に惜しいですね。この人ほど変拍子をポップに聴かせる人はイナイと思います。有機的なパーツと無機的なパーツがシンクロ率200%でサルベージです。それも、あざとく狙ってるワケではなくて、ナチュラルにやってのけてるので、これまた アッパレ。
高校時代によく「一人」でいるときに聴いてました。「一人」でボンヤリ河川敷に降りてウォークマンで聴いたり、「一人」で夜に宿題ひろげたまま全く手を付けずに窓の外眺めたり。そんな時にスルリスルリと体内に浸透していく感じで聴いてましたね、そーいえば。
「走れ自転車」は超大名曲。
矢野顕子に続けるのはこの人だけだと確信してたんですがねぇ…。

檸檬の月

檸檬の月




20040524MON. feel so bad
 
冷やし中華のタレをもの凄い勢いで一気に飲んだら、
死ぬかと思うほどもの凄い勢いでムセた。
サークルK冷やし中華は要注意。




20040523SUN. devotion to love for my parents

たまには実家に帰って親孝行を。
と言う意気込みで僅かながらの初給料を携えて、両親を中華料理食べに連れて行きました。「支店長って、店長の次に偉い人のことよな?」
と質問されて驚いてしまいました。アメリカのニューオリンズの事をずっと「ニューオリオンズ」と言ったりもしてました。どちらも、違います。
我が親ながらアッパレです。
ボクがどんなに頑張っても頭が良くならない理由がちょっと分かった気がしました。カエルの子はカエルだと言うことです。
久しぶりに酢豚たべた。うまかった。




20040522SAT. hard work

当直翌日は「P半」と言って、半日で帰れる制度がうちの病院ではあるのですが、新人MSWのシュウちゃんには、もちろんそんな制度が適応されるわけもなく、本日もシッカリ定時の終業時間まで仕事をして、更に入院対応で残業までしました。(もちろん残業手当などつきませぬ。)
前日の一緒の時間に出勤したはずの人々が、その日の夜に帰って、翌日の朝また出勤してきてまた夕方に帰っていくサイクルを、俺はずっと病院の中にいて眺めていると何だか切なくなってしまいますが、その間にも担当患者さんの家族の対応したり院外機関と連携とったり、色々と大変。しかも時間外で他の人が担当してる家族の対応まで任されてしまい、もうゲンナリ
唯一の癒しは、徘徊のある担当患者さんと一緒に病棟を徘徊してみる時間です。病棟看護婦さんの「あらあら、○○さん(患者の名前)、何してるんですかー?」というナースステーションからの呼びかけに、「徘徊でーす」「徘徊でーす」と笑顔で患者さんと一緒に答えてます。
入院・退院は記録関係が多くて大変ね。




20040521FRI. all night long
 
さて本日は初めての当直です。
なのに何故こんな日に限って夜間外来でヤクザが来て暴れたりするんだ。
それにしても夜中の霊安室ってやっぱりコワイわね。




20040520THU. say what you want

やっとやっとでADINA HOWARDちゃんが届きました。おっかしいですねー、エグリーヌ横浜はすぐに配達されてたのに、何故こんなにも俺サマに届くのは遅いのだ。これはアレか。アディーナに対する愛情の差の表れか。
おのれアマゾン。 仕事がおそいぞ。
「ごたくそ、ごたくそ」とエグが言っていたので、
どれほどまでに、ごたくそなのか聴いてやりました。
ワッナッビ ワッナッビ ワッナッビ ワッナッビ 
とヌケヌケでイイ感じでした。
最近はどこの外国もニッポンも表面上は力んでなくても実は力んでる方々が多いので、これほどまでにナチュラルでビッチなお姐さんが歌っていると嬉しくなってしまいます。でも、さっそくCDケースの上にジム用のバッグを落としてケースを割ってしまいました。呪われてるのかもしれません。届くの遅過ぎだし。不幸中の幸いにもCDは無事でした。裏ジャケだけ見たらKELISと間違う人もたくさんいると思います。かたやネプチューン図でスマッシュヒット。かたやアマゾンで注文しても届きやしない。この差はやっぱり呪いだと思います。
ジャケット内の写真にも仰け反ってしまいました。
何でしょう、あのデカイ指輪は。
あんなデカい指輪してる女を見たのはアパホテル社長以来です。
てか、脱ぎ過ぎです。
ついでなのでDo You Wanna Ride?も引っ張り出して聴いてしまいました。ユーガッミーハンピン/デイアンナイー/オーベイベーは何度聴いてもビビリます。
mimiかと思ってしまいますが、違います。
mimiは日本人です。ソウルビッグシスタ。

Second Coming

Second Coming




20040519WED. in→out

福祉用具の展示会に派遣されました。コンベックスで開催されてたので、我が家と目と鼻の先。もうこのまま帰ってやろうかと思いましたが、良い子なのでちゃんと仕事しました。
会場では行くブース行くブース全部で名刺も出してないのに見ず知らずの人達から「高田さん」「高田さん」と名前で呼ばれるので、「なんでこの人たちはみんな俺の名前知ってるんだろう?」とずっと怪訝に思ってたんだすが、よく考えたら院内で付けてるネームプレート付けたままでした。それ見て話しかけてたのね、みんな。さすが営業ちゃん。でも会場内をシルバーカーで全速力移動するのはヤメましょう。笑ってしまいます。雨なのに持つのも一苦労なほどのパンフレットや資料をもらって帰りました。
昼からも介護保険のことしたり、患者さんの他科受診に付き添いで行ったり。病院内にあまりいることのない一日でした。
だからやっぱり担当患者さんのところに行けたのは仕事が終わってから。もうずっとこんなの。できれば午前中とかにも病棟まわりたいのに。




20040518TUE. a ceremony

よく知らなかったんですが、「花祭り」ってな行事があったんですね。お釈迦様か何かの誕生日かなんかで、仏像のようなのに甘茶みたいなのを掛けて、供養(?)する、みたいな。(あきらかに↑ちゃんと理解できてない証拠ですね、この文章。ケイシュウさん教えて。)
まあ、そんな行事を今日は病院でやりました。
やっぱりジジババの多い病院では、こーゆー行事って外せないイベントなのね。これもMSWが全部段取りしなきゃいけないので、めんどくさー。
朝からバタバタ準備準備。
しかも今年はテレビの取材も入ってるので何かと神経使います。看護スタッフや介護スタッフは「やだー。映りたくない〜」とか言いつつ、動こうとしないし。動けやっ!患者さん誘導しろやっ!はぁ〜、院外から人が来るとなんでこんなにも疲れるのでしょうね。担当患者さんのところに行けたのはやっぱり今日も仕事が終わってから。ちょうど夕食時だったので食事介助の手伝いとかしながら担当の様子みたりしました。こーゆー最も大切だと思われる仕事は全部タダ働きなのね、結局。給料安いわけだ。
甘茶ってマズい。




20040517MON. busy

なんだかこの4月からリハビリのスタッフが増員されるに伴って、リハビリ軍団が病院内でハバをきかせてるみたいです。無駄にカンファレンスを増やすので、それを調整してしかも毎回出席もしなければならない我々MSWは仕事量増えてます。在宅に帰る方向でリハビリが進行してる患者さんの場合、カンファレンス毎に家族に連絡をとり、在宅での家族の希望や住宅改修やら何やかやも調整しなければならないし、場合によっては「院外の他の事業所のケアマネや業者もカンファレンスに呼ぶよう調整しろ」なーんて言われて連絡とらされるのだが、リハビリの都合でカンファの時間がコロコロ変わるので調整しようが無い。
そりゃ、リハビリも専門性をもってプロとしての仕事を追求したいのも分かりますが、一人の患者さんに関わってるのは多種多様な職種があるわけで、そのすべての職種にも都合があって、すべてリハビリのカンファだけに予定を合わせて動けないつっーの。
そうやってこっちが必死になって調整したカンファレンスで適当な事でも言いやがったら許さんぞ、ほんまに。何でそんなに平気でリハビリゴールの変更ができるのか。何でそんなに無闇矢鱈と退院を延ばすのか。こっちは以前にそっちが提示したゴール設定に向けて退院の予定を組んで院外の施設なんかとも連携を取ってるのに。そんな調整もぜーんぶがパァ。
もう。 やだ。




20040516SUN. broil [grill] a steak

初給料が出たので、普段からお世話になってるケンチャンに感謝の意を込めて御馳走しました。ステーキです。シェフが目の前の鉄板で塩や胡椒のビンを振り回しながら焼いてくれるヤツ。俺も今まで生きてきて、そんな店に行った事なかったので、ついでだと思い行きました。
ほんとに塩や胡椒やパセリが宙を舞ってました。
肉もフンパツして店で一番イイのを注文したりしました。
めちゃめちゃ美味しかったです。レアってあまり好きではないのですが、イイ肉になるほどレアのほうが美味しいのね。はじめて知りました。
ところで、初給料が出たとはいえ、別の病院に就職した友達の半分ほどしかありませんでした。どーなん、うちの病院って。給料安すぎよ。あれだけ仕事してんのに。
どうやら一族経営。同じ顔でこじんまり。