〜2004-02-29:転載版

20040229SUN. boots

今日は天気も良いので岡山をプラプラおデートしました。
ちょっと大人のブーツを買いました。基本的にスニーカーとビーサンしか持ってなかったので、ブーツは間違いなくぼくが大人になるための必須アイテムだからです。これを機会に坂口憲二も裸足で逃げ出すほどのコンサバボーイになりますと心に誓いました。
レオンくんカッフェーにも行ったのですがお休みでした。なんでも誕生日企画シリーズで熊山を訪れていたそうです。(sensible参照)残念残念。また今度ね。
岡山市内さんざん歩きまわり、さらに庭瀬駅からもさんざん歩いて晩御飯の買い物して帰りました。コロッケかじりながらホテホテと歩きます。普段は車で移動するのでとても車では侵入できるわけもないような狭い路地を散策。トトロがバス待ちしてそうな土蔵を発見。日も暮れかかって相当にノスタルジックでした。国道からほんのちょっとズレただけで、こんなに昭和の雰囲気かぐわしい風景に出逢えるのね。このまま通りを抜けたらそのまま昭和50年代の町にタイムスリップしてそうでした。夕陽を背にシルエットだけ残す枯れ木、赤茶けた錆が這う雨どい、くすんだ色の外灯。子供の頃、夕方まで遊んで晩御飯の時間だから家に帰らなくてはいけない事に気付き、ふとまわりを見渡すと思った以上に日が暮れていて、なんだか無性に寂しくなった時の気持ちを思いだしてしまいました。もっと小さい頃だと、赤マントの人さらいとかが出て来て誘拐されるんじゃないだろうかと、不安になってしまいそうな時間帯です。
ううーん、黄昏時。トワイライト。
日もしっぽり暮れてしまった暗い川をシルエットだけのヌートリアが横切ってました。




20040228SAT.  animal

あたらしくオープンしたペットショップに行きました。
たくさん動物がいました。
そのなかに混じって、死んでるのかと思ってしまうほど、ヤル気のない動物を発見。名札には「チンチラ」って書いてあったけど、これってほんとにチンチラですか?なんかチンチラってこんな生き物じゃないような気がするんですけど。てか、チンチラって変な名前ですね。
パンチラみたいです。
(・パンチラ=パンツ、チラリ ・チンチラ=チンコ、チラリ)
クリオネもいました。
わーい。クリオネの本物見るのって初めて。ピコピコ動いてました。マンタを正面から見ると幸せになれるといいますが、クリオネの場合、ただ見ただけでもう幸せになれそうな気がします。幸せになります。

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風呂あがりにワインを一気飲みしてたら、ケンチャンが「トゥーウィークスノーティス」観てました。サンドラ・ブロックは、どーみてもマイケル・ジャクソンにしか見えません。それにしても今どきなんてバブリーな設定と展開なんだと呆れてしまいました。舞台が就職氷河期不景気真っ只中の日本ではなく、アメリカなので別にイイのですが、いっそ「トゥーウィークスノーティス」というタイトルではなく、「ハートカクテル」だったらいいのに、と思いました。
ジョニ・ミッチェルのカバーがテーマ曲で驚きました。

トゥー・ウィークス・ノーティス 特別版 [DVD]

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20040227FRI. look back on the past

古いビデオテープを整理していたら昔懐かしいCMが入ってました。
 
♪ブタさんは本気でも 浮気なカッパさん
 ゴクウが見てたら 三蔵ひっくりかえって すってんころりん
 お釈迦さまにはナ・イ・ショ・だよ
 
任天堂ディスクシステムゲーム「遊遊記」のCMです。このサイト見てくれてる人の中で何人が知ってるか分かりませんが、当時このCMが好きで好きでたまりませんでした。極彩色にいろどられた画面と、ベンチャーズよろしくテケテケギターが鳴るBGMでゲームの内容にまったく関係の無い歌詞を歌ってるスットボケた曲。子供心に、このCMプランナーの人は天才だと思ってました。誰なんでしょうね、このCM作った人。
ゲームの内容はたいして覚えてません。たしか西遊記や、桃太郎や、かぐや姫や、そのあたりがゴッチャになったゲームだったような。
でも、このCMのインパクトたるや。
誰かこのCMのディレクターが誰だったのか知ってる人情報ください。




20040226THU. a hamburger

4月からはあまり自炊できなくなりそうな予感がするので、最近はしっかりマメに自炊してます。以前エグリーヌがハンバーグヘルパーなるものを使ってハンバーグ作ってて、それがずっと気になってたのですが、偶然近所のスーパーでそのハンバーグヘルパー見つけたので、それを使って今日はハンバーグにすることにしました。4〜5人分の材料量で2人分を作ったので、厚さ2〜3cmのハンバーグが出来上がりました。ソースは赤ワインベースのグレービーデミグラスソース。付け合わせはボイルしたニンジン、皮付きジャガイモ、キュウリ。ソースと付け合わせは自分でちゃんと作りました。
基本的に子供の頃から和食ばっかり食べてたので和食は作れるのですが、はっきり言って洋食を作ることが苦手です。和食なら調味料なんかの分量が感覚で分かるのですが、洋食はその感覚が働きません。そんな洋食苦手のシュウくんにでも簡単にできました。何故ならハンバーグヘルパーの中に必要な調味料が含まれているからです。こりゃお手軽だね。と言いつつも、ナツメグやシナモンやローリエの粉末などを追加しました。だって挽肉の臭みが出るとイヤだもん。塩加減なんかも調節しなおしました。…結局、なんだかんだでかなり手直し加えた感じ。
パフィー聴きながらルンルンと料理しました。
もう一袋残ってるので、近いうちにもう一回。




20040225WED. what a great sunny day

もうめっきり春めいて来たので、パフィーのアルバムを買いました。1枚100円程度だったので5枚ほどまとめ買い。ユニコーン時代から一貫してそうなんですけど、奥田民生の出す、乾いたギターの音が大好きなんですよね。必要以上に歪ませてないし。そんな乾いた音は、春に向けて必需品です。グレイトフル・サニー・デイズ・ミュージック。
吉村由美がソロで真心ブラザーズの「愛のオーラ」カバーしてるじゃないっすか。ビビった!ビビった!!やっぱり名曲だ!!!
それにしてもアジアの純真
オーケストラのような大編成で1曲が長い壮大な曲を作れば、それなりにそれなりな曲が出来るだろうけど、俺が「すごい!」と思うのはインパクトのあるコンパクトな曲。この永遠のテーマを見事に具現化してくれたのが「アジアの純真」。歌詞で中途半端に大きな意味を持たせるのとか、やけに濃いメッセージ性を含むのって倦厭しがちなんですが、そんな事もぜーんぜん考えなくて良いから好きです。
とか言いつつも「はたらくよ」って曲にはヤラレてしまいましたが。
就職してからのテーマソングとして重宝しそうです。
それにしても大貫亜美ってやっぱり美人ですね。ジャケットの写真が吉本由美より明らかに笑ってる写真が少ないのも、また良し。もの凄く自分を分かって分析できてるな、コイツ。って感じです。頭イイ。
当分、車内のお供になりそうです。

amiyumi

amiyumi




20040224TUE. discovery

はてなアンテナを使い出したのですが、プライベート設定にしてなかったので見事に逆探知されてしましました。こんにちわ、サトーくん。

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今日はゼミの追いコンなのですが、これが案外ユウウツ。
うちのゼミは案外カタイので、座る席のセレクトを間違えてしまうと飲みの間中、「障害者の地域復帰に必要なことは…」とか、「なぜ世の中から偏見が無くならないのか」などと言った話に付き合わされてしまいます。あげくの果てにゼミ教員からは「○○、お前は病院が向いてるな」とか「△△、おまえはやっぱり地域だよ。」などと、勝手に就職先を断定されるのでウザいです。酒くらい、楽しく飲ませろっつーの。

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ぼくドラえもん」創刊。
すっごいな、これ。買うべきかな。

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さて、重い腰をあげて夕方から追いコンに行ったわけですが、よりによってゼミ教員のトイメンに座ってしまいました。不覚です。しばらくはおとなしくしてましたが、ゼミ教員が席を外したのをタイミングに席替え。コアなエロ話メンバーで座り盛り上がりました。それにしてもルミコはやっぱり尊敬に値するくらい下ネタにも引きません。あれだけ男同士の下ネタに余裕な顔で笑い飛ばしながら参加できるってスゴイ。あっぱれ見上げた女です。それにしてもシオイリくん、挿入してから1時間以上って長過ぎだと思うぞ。絶倫。それからオッキー、1日7回ってのも多過ぎだと思うぞ。 ノセッチ級だ。ノンケのエロ話ってアッケラカンとしててたまに聞くとオモロイですね。ルミコが前立腺が気になって気になって仕方ない様子でした。あとでコッソリ教えてあげました。結局、教員とはあまり話さず、ずっとエロ炸裂でした。おもろかったです。
世渡りだけは上手な我がゼミ担当教員。




20040223MON. a wild boar


山代温泉に行ってたマツコ、ルミコのお土産でイノシシカレーもらいました。ものすごく辛くてハヒハヒ言いながら食べました。しかも1パックが1.5人分。何故そんなにも半端な分量。




20040222SUN. be intoxicated

トレンドにて。
スーダンのナジ アハメッドさんが作るシャーウルマ食べました。
(シャーウルマ:チキンの炒め物を薄いナンのよーなもので巻く。)

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ニャンコに猫草をあげました。
ものすごい形相でハムハム食べてました。
ニャンコにまたたびもあげました。
ものすごい勢いでグニャグニャになって喜んでました。
あまりにも喜びすぎて床で何度も頭をゴチゴチ打ってるのですが、大丈夫でしょうか?本人、まったく気にする様子もなく、またたびに陶酔。光の具合で、片目のウィリー(by.グーニーズ)になってますね。




20040221SAT. a mystery story

今夜は良い子でお留守番なのでビデオ鑑賞。
勝手に日米サスペンス対決しました。
ネタバレありなんで、これから観ようと思う人は読んじゃダメ。
 

犬神家の一族 [DVD]

犬神家の一族 [DVD]

日本からはサスペンスの王道・横溝正史市川崑
犬神家の一族
 1976年 日本
 Dir:市川崑
 CAST:石坂浩二 島田陽子 高峰三枝子 あおい輝彦 草笛光子
 
どしたん、これ。めっちゃおもろいやんけ。
言わずと知れた金田一耕助シリーズ。角川映画の記念すべき第1作目。オープニングのスタッフ・キャストクレジットがまさに庵野秀明チックでビビリました。とにかく、かの有名な湖から死体の足がニョッキリ出てるシーンが観れて嬉しかった。それと同じ位に有名な、スケキヨが覆面を脱ぐシーンはゾクゾクしてしまいました。監督の市川崑は陰影効果を巧みに駆使した演出が有名だけど、この作品でも陰影効果炸裂。日本映画独特の「湿り気」を帯びたあの画面構成や質感は絵画に近いと思います。
それにしてもめちゃくちゃな遺言を残す人もいたもんですね。「遺産は自分の孫である3人の中で、タマヨと結婚した者に譲渡する」なんて言われたらそりゃ孫3人で骨肉の争い繰り広げるわな。タマヨさんも迷惑なもんです。俺も死ぬときは、自分の死後にそれくらい波乱を巻き起こす遺言残して死んでやろ。
ところでこの映画、死ぬであろうと予測される人々は全員もれなく死にます。誰の命も助けられとらんがな、金田一耕助。あまつさえ真犯人にまでも自殺されてしまって、意ー味なーいじゃーん。ここ、見落としがちだと思うのですが、金田一耕助。あまり役に立ってません。やっぽこヘーちゃん。やっぱ金田一耕助古谷一行がベストだと思うのですが、どうでしょう。ドラゴンアッシュ父。
 
ロープ [DVD]

ロープ [DVD]

対するアメリカもサスペンスの巨匠です。
ロープ ROPE
 1948年 アメリ
 Dir:アルフレッド・ヒッチコック
 CAST:ジェームズ・スチュアート ファーリー・グレンジャー
これって「実験的」と表現したら良いんですかね?基本的に常に長回し撮り。それを上手にフィルムつなげて映画の中で進行する時間の流れと、観ている我々の実際の時間の流れを同じにするという手法。
死体を箱の中に入れ、犯人はその上に料理を並べて友達招いてパーティーをする。これがいつ死体が見つかってしまうかとドキドキする映画なのですが、たいしてドキドキしませんでした。何故だろうと思って考えたら、根本的に「殺そうと思って殺した殺人」だったからかな。つまり犯人にとっては必然の殺人だったから「焦り」の度合いが違う。それは観てる側にとっても同じ。「殺すつもりは無かったのに殺してしまった殺人」だともっと違ってきたかもしれません。犯人の焦りも数段に大きいだろうし、観てる側も犯人に感情移入しやすい。あらかじめ「殺人をできるのは優れた人間の特権だ。だからボクは殺人をする」って理屈を前提に出されてストーリーが進行しても、見てる側は死体が見つかる事をそんなにハラハラ恐れないんじゃない?すくなくとも、俺はそうだった。期待して観た分、無意識のうちハードルを高めに設定してたのかも。
 
と、ゆーわけで今回の日米サスペンス対決は日本の圧勝です。
「隙間を作る」日本映画と、「隙間を埋める」アメリカ映画の作風の違いを実感。セリフにしても、画面構成にしても、「空白」のあるほうが断然好き。そーゆー意味で、市川崑が陰影効果で作り出す画面の奥にある「暗闇」に惚れました。なんで古い日本家屋ってあんなにも「闇」が出来てしまう仕組みになってるんでしょうね。廊下の隅、障子の影、ふすまの向こう側、土間、納屋、たんす、床の間。すべてが独特の光と影で構成されてる日本の家って芸術だと思ってしまったり。その「闇」も「情緒」だと解釈。
 
GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 [DVD]

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 [DVD]

以下、おまけでもう1作観ました。
攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL
 1995年 日本
 Dir:押井守
 原作:士郎正宗
 
やっぱり日本人として観とくべきかな、と思って。
マトリックスの元ネタだってのも納得。オープニングクレジット、緑の文字がカチャカチャなってマトリックスそのまんま。実写と違ってアニメって何十億と掛けて巨大なセットを組む必要もないから、そのぶん緻密に世界観を設定できたりするのかなーっと思いました。逆に言えば、その世界観がしっかりしてないとお話にもならないって事だろうけど。なーんなやけに難しい言葉やセリフが多くてビックリしました。あんなん子供が観て分かるんかね?(基本的にこーゆーのって子供は観ないのかな?)アニメって基本的にあまり観ないんですが、これなら世界に誇れるだろーな、とは思いました。
でも、それだけ緻密にやってるならラストカットの街の景色とか、「もっと綺麗に書き込んでもイイんじゃないの?」とも思ったりして。




20040220FRI. soul & funk

買っちゃいました、ドリフのDVD。
何でもドリフものは初の販売だそうで。
DDのリョーちんが買っててずっと羨ましかったんですが。
遂に入手です。
ちょろっと観たんですけど、やっぱ凄いですね。
あのテンションを毎週生でやってたなんて、今考えると「モヘー」と感嘆してしまいます。客席目前の舞台でパトカーが片輪走行とかってビビリます。安全面でよく許可が下りてたもんだとまた「モヘー」と感嘆。
8時だよ!全員集合は、俺も小学生リアルタイム世代。会場に観覧にきてるガキども同様に茶の間のテレビに向かって「志村ー後ろー!」と言ってました。今、大人になってから観てもあのドキドキ感ワクワク感は色褪せる事無く、ゲラゲラ笑って「志村ー後ろー!」と思ってしまいました。
それにしてもあの当時のカキワリと言うか、セットには哀愁を感じざるを得ません。定番の母ちゃんコントのセットの奥には、いかにも高度経済成長中の日本さながらにくすんだ工場地帯の煙突から煙が立ち上るカキワリ。これを「哀愁」「切なさ」と言わずに何と言えるか。ゲラリゲラリ笑うと同時に、何とも言えない「郷愁」に似た切なさをキュンと味わってしまいました。
あと、ビビったのが何と言っても生バンド。そういえば8時だよ!全員集合はずっと生バンドでしたね。「ヒゲダンス」のバックで流れるテーマとかスゴイとしか言えません。このセットの裏で一体どんなジャムセッションが繰り広げられているのかッッ?!ってなくらいにインプロビゼーションの嵐。ワウギターがうねり、チョッパーベースが弾ける。こんなファンキーなグルーヴを当時の小学生は無意識のうちに体感してたんですね。
志村けんがかなりのソウル・ファンク・マニアってのは有名な話。この「ヒゲ」のテーマも元ネタはテディー・ペンダグラスの「Do Me」だし、早口言葉のテーマもウィルソン・ピケットの「Don't Knock My Love」なのは周知の事。「イッチョメ イッチョメ ゥゥアアァア〜ォォ」ってな志村けんのシャウトもブーツィー・コリンズスライ・ストーンJBを彷彿とさせる気もしてくる。この音楽のクオリティーの高さや知ってる人はニヤリと出来るマニアックさも、ドリフの醍醐味だと思う。
当分はこのDVDで幸せな気分になれそうです。
う〜ん、ハッピー。
20代後半以上の人はこのDVD絶対に「買い」です。




20040219THU. a wood fire

大安寺裏の山が燃えててビックリしました。煙もゴンゴン出ちゃってて、案外あれはスゴイ勢いで燃えさかっていたのではないかと。野生動物たちはちゃんと逃げ延びれたでしょうか。それだけが心配です。(もっと他に心配することがあるだろう)
以前も同じ場所で山火事があって、それは放火だったそうです。その犯人は捕まったそうですが、今回もやっぱり放火っぽいですね。
そーいえば、小〜中学校からの友達だったパラミ(あだ名)も一度山火事起こしました。「燃えるかな」と思って火をつけたら燃えたそうです。当たり前だ。アホか。

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なんだか、ものもらいが出来そうな予感。
ものすごく憂鬱です。
そういえば、ものもらいのことを西日本では「めばちこ」と言うのですが、東日本では「ものもらい」ですね。その境目はどの地区あたりなんでしょ。
何処へでも行ける切手。物陰に足拍子。




20040218WED. all over the world

オマーン
何処にある国なのかよく分かりませんが、
ものすごい名前ですね、
オマーンって。
間の「ー」を「〜」に変えると、もっと変。
オマ〜ン。
ほらね。
ちょっと口に出すのが気恥ずかしい、もうじき29歳の早春。




20040217TUE. morning

つい先日、「藤本美貴のリミックスやってる」と書いたばかりですが、とりあえず形にした後になって、あまりにショボくてゲンナリしました。そこで、もうミキティーは見限ることに決めました。
モーニング娘。「シャボン玉」やります。
やっぱりハロプロかよ。
なんかバブリーな時代の桜吹雪水商売っぽい下品な曲で大好きだったので。コラージュもイイ感じで切り取れました。早速リフレインさせてます。
穴 穴 穴 穴 …
いや、「あなた」の「あな」だけキレイに切り取れたんですよ。
しかも「あ」にアクセントがあるの「あなッ」みたいな。
レデイマに勝てるような御下劣パーチーミックス目指してがんばります。
穴 穴 穴 穴 …
低次元リミックス。

シャボン玉

シャボン玉




20040216MON. a reasoning process

いや〜、正直言うとマグノンさんとこが羨ましいわけなんですよ。
何がって、ポワロの話ができる友達とかいたりして。実は俺も小さい頃からNHKのポワロだとかジェシカおばさんの事件簿だとか観てたクチなので。あのくすんだ感じフィルムの質感とか、登場人物の雰囲気とかが大好きで。NHKではやってなかったけど、ヒッチコック劇場も好きでした。日曜の夜10時くらいからやってたような気がします、岡山では。
そんなNHKの海外ミステリーシリーズで一番好きだったのが、イギリス・グラナダTV制作でジェレミー・ブレット主演のシャーロック・ホームズ。ものすごい好きでした。たしかこのジェレミー・ブレットってドラキュラやってたと思うんだけど、そのせいか、原作のホームズが持ってる「引きこもり感」とか「異常感」とか「孤独感」とか、そーゆーダークな面を見事に再現してたと思うんだけど。以前、宮崎駿もアニメでホームズやってたけど、さすがにあれは子供向きだったらしくびっくりするくらいに脳天気で健康的なホームズに仕上がってました。主題歌はダ・カーポが歌ってたし。「24時間 頭の中で何かがダンスしている人なんだから〜♪」一体どんな歌詞だっつーの。でも名曲です。
ま、それは置いといて。
ジェレミー・ブレットのホームズは秀逸だって話なんですが。あの「絶対にこのホームズって奴は根暗で性格悪いに違いない」と百発百中、視聴者に思わせる雰囲気作りは唯一無二です。絶対にジェレミー・ブレットも、この仕事やる前からホームズが大好きで原作本も完全読破し、既に役作りが出来てる状態であったに違いない。
だってホームズってコカインとか余裕でやってるんだよね。事件を解決した後に、誰もその功績をホームズのものだと気付かない時なんか「ぼくにはコカインがあるからイイさ」みたいな事を平気で言ってみたり。で、友達と言えばワトソンだけっぽいし。
ある人が、そんなホームズの心理分析をしていました。
ホームズは他人との関係をうまく形成することのできずに、自分と外界との接点を「事件」という媒介を持ってしか保つ事ができない孤独な「引きこもり」だそうです。つまり、ホームズにとって事件の解決はイコール、自分のアイデンティティー維持の手段で、その事によってしか「自分」の存在を自らも確信できなかったということ。もっと言えば、自分が自分である為に「事件に固執」する。それはつまり「不安神経症」の人が強迫観念を持っていたり、固執行動を表したりするのと一緒。ホームズはその不安神経症からくる不安を逃れるためにコカインをやり、事件にのめり込む。ホームズの作品にはモリアーティ教授という宿命のライバルが出てくるわけですが、そのモリアーティ教授、実は実際には存在しない人物で、ホームズを付け狙い、罠を仕掛け、逃げても追ってくる「影の陰謀を企てる」キャラクター設定は末期のコカイン中毒者に現れる「追跡妄想」「関係妄想」の具現化だと言われてるようです。
そう考えると、唯一の友達であるワトソンが医師だってのも、気になる設定ですね。実はすべての事件がワトソンによる作り物で、不安神経症を抱えた薬物中毒者に対するロールプレイを活用した体験療法だったのかも…と考えるのは、考えすぎなんでしょうけどね。
ま、以上のようなことは後になってホームズ研究をしてる人が推測したりしてる内容なので、実際のところドイルが、どのような気持ちで「ホームズ」という作品を書いていったのかは結局のところ、分かんないんです。
でもその、実は不安神経症で他人とうまく関係を築けず、時折襲ってくる不安発作を逃れるためコカインにのめり込み、アイデンティティーを確信するために唯一の友達ワトソンと事件解決に固執する。そんな、ダークサイド・オブ・ホームズを見事に演じてたのがジェレミー・ブレットであった、と、いうことが言いたかったわけで、結局はマグノンくんが羨ましいなー、と。それが言いたかった日記でした。
クロちゃんなんかは共感してくれる内容かしら…?