〜2004-01-31:転載版

20040131SAT. a sense of guilt

うまれて今まで、今日ほど罪悪感に苛まれた事はハッキリ言ってありませんでした。うちにはjunior vasquezという豪華な名前のネコ♂がいます。もう5年ほど前に拾った雑種ちゃん。もう、それはそれはヤンチャで俺もケンチャンもコイツの攻撃で受けた生傷が絶えませんでした。以前からずっと考えてたんですが、今日、ついに去勢に連れていきました。
前日の夜からオペの為に絶食をさせなければならないのですが、もうこの時点で、かわいそうで仕方ありませんでした。えさばこの前にちょこんと座り「あれ?ごはんは?」という顔をされると、もうダメです。こっちが泣きそうになりました。
病院に連れて行こうとしてキャリーケースのフタを開けると、好奇心旺盛なコイツは鼻をヒコヒコさせ、何の疑いもなくスルスルと中に入っていく様子をみながら、また泣きそうになりました。基本的に、コイツは病院が好きではありません。(てか、普通は病院なんて好きな動物いないだろうけど)以前、あまりに食べたものを吐くので心配になり病院に連れて行った時も、診察台の上でビビリまくって、体温計をお尻に入れられケツマン処女を喪失した時は、力無く「にゃ」と鳴いたもんです。
やはり親心と言うか心配なので、余分に金払って、オペ前に色々と検査をしてもらいました。採血のときに案の定、ドタバタ暴れたので3人がかりで抑えました。採血程度なら普通エリザベスカラーは付けないのだそうですが、付けられてしまいました。しかも最初に持ってきた標準サイズが小さすぎてすぐ外れるので、一回り大きいサイズの。針を刺す時は観念したのでしょうか、痛がる様子もなく、おとなしかったです。検査の結果、非常に丈夫なネコだと言うことが判明しました。ふつうのネコより血が多いそうで、体重も以前より増えておりました。5.45kgだそうです。ビックラコキました。人間の新生児より重いです。
と、いうわけで、いよいよ本番です。
処置室に連れていかれて麻酔をされるわけですが、ここでも獣医さんから「この子は力あるし、暴れるからカラーつけて」とのお達しが看護婦さんにありました。飼い主が立ち会えるのはここまで。あとは無事生還するのを待つだけです。オペ自体は5分ほどで済むらしいのですが、麻酔が醒めるのに30分くらいかかるそうです。かなり不安げな顔をしてたので、まんじりともしない気持ちで30分待ちました。待合いには「インフォームドコンセントが基本です」と書かれたポスターがありました。

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40分後、待合いで待っていると、奥の処置室から看護婦さんに抱っこされた我がネコが生還しました。こうして他人に抱かれているのを客観的に見ると、やっぱデカいです、こいつ。まだ麻酔が効いているようで、グターリ放心しっぱなし。なすがままにキャリーケースに入りました。術後の経過の説明を受けながら、「傷口を舐めないようにカラーを買いたいのですが」というと、「みなさんオスの場合は、めったにカラーは付けませんよ。」と言われたので、そんなもんなのか、とカラーは買わずに鎮痛剤と消毒薬だけ買って帰りました。

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さて、家に帰ってキャリーケースから出してあげたのですが、まだまだ全然麻酔が効いてるようで、ヒョコヒョコと数歩だけ歩いてはバランスを崩して、ポテッと転げます。
ヒョコヒョコ、ポテッ
 ヒョコヒョコ、コロッ。
  ヒョコヒョコ、ペタッ。
この後ろ姿を見ながら、不覚にも泣いてしまいました。
申し訳なさすぎて。
後ろを付いてまわりながらずっと「ごめんなーごめんなー」と言いました。生まれて今までなかったです、これほどまでに申し訳ない気持ちになったのは。正面にまわりこんで顔を見ても、本人は麻酔のせいでボンヤリした顔をしながら、あきらかに状況を飲み込めていない顔で見つめられるので、やっぱり「ごめんなー」としか言えませんでした。ひとしきりフラフラしたあと、いつもの段ボールの上でまるくなり、眠ってしまいました。とりあえずホッと一安心。

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2時間ほど眠っていたのですが、ふと目覚めてウロウロし始めました。もう足取りはシッカリしてます。でも、オペの跡が気になるようで、しきりに舐めよう舐めようとします。こりゃ、ずっと舐め続けて糸を抜いてしまったら大変だ。あわててカラーを買いに車を飛ばしました。店の人に「あのネコちゃんなら、ちょっと大きめのカラーがイイですよね」と言われてしまいました。駐車場から出ようとしたら、目の前をピンゴちゃんカーが横切ったのですが、急いで帰らないとネコが糸を抜いてしまっては後の祭りなので、見なかったことにして急いで帰りました。ピンゴちゃん、キミ今日の4時頃、アミーゴの近くにいたでしょ。

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急いで帰ってカラーを付けました。
とてもイヤがりました。
しばらくイヤがってました。
でも、傷口を舐めてバイ菌が入ったりするとマズいので、また平謝りしながら、カラーを付けました。あきらかに不機嫌そうな顔してます。やっぱり、申し訳なくなって泣いてしまいました。「ごめんなー、ごめんなー。」と言うしかありません。しばらく落ち着かなくカラーを気にしていたのですが、もう観念したのか、今は俺の膝のうえで、カラーを付けたまま、こんこんと眠っております。
突然、絶食をさせ、金玉を奪い、嫌がるカラーを付けた張本人の膝の上で、いつも通りに眠るコイツが、もう意地らしくて意地らしくて、仕方ありません。体からは、まだちょっと消毒液のニオイがします。そんなネコの重みを膝で感じながら、果てしない罪悪感が消えません。なんで、こいつは、こんな仕打ちをした張本人である俺の膝の上で、こんなにも無防備になれるんだろう。なんで警戒しないんだろう。なんで怒らないんだろう。なんでだろう?
こいつを拾って5年間、去勢しなかったのには理由があるし、今回、やっぱり去勢をしようと決めたのにも理由がある。でも、その理由はどっちも人間にとっての「理由」であって、こいつにとっての「理由」ではない。その人間にとっての理由だけで、こいつの体に傷を付けたんだなぁと思うと、苦しくなる。でも、こいつは以前と変わらず、俺の膝の上にいる。なにがあっても、こいつだけは一生、責任持って守っていこうと決めました。




20040130FRI. drink a toast

ひさしぶりに水泳部で飲みました。
試合の打ち上げではハッチャケですが、普段の飲みではシットリです。おとなしく飲みました。部長は相変わらず「熱い男」でした。「納得できないことは絶対にしない。」と言い切るので、あやうく就職浪人になってしまいそうだ、との事です。親のコネや教授のコネもあるそうなのですが「コネは絶対にイヤ」だそうで。かっこエエなー、と思います。
今の就職氷河期、「就職浪人」=「負け組」なんて価値観がまかり通ってるケド、そんなんで「勝った」「負けた」と判断するよーな輩は相手にしないぜ、的な発想にとても共感持てます。こいつには自分のポリシーを貫き通してもらいたいもんです。
そんな話をしながら、来週からプールの塗装工事が入るので、今日からプール閉鎖だと言う事を聞いてビビリました。いや、塗装工事が入るのは知ってたんですが、てっきり2月中旬からだと勝手に思ってたので、まだまだ泳げると安心しきってた牧シューはかなりショックを受けました。国試勉強中は全然泳げなかったので、終わったらバリバリ泳ごうと思ってたのに…。仕方ないので、当分はアリーナで筋トレだけして、倉敷の長水に泳ぎに行こうっと。でも一般が多いのでメニューとかは出来ないだろうなぁ〜…。てか、当分ちゃんと泳いでないので、たいしたメニューこなせないだろうからちょうどイイかも。(←かなりのヘタレ発言ですね。 いいんです。ヘタレです。)マッスル化宣言をしまっする。




20040129THU. a detached retina

おでん食べました。
あまり美味しくなかったです。
エスビーの「だし」はダメだ。

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日本でもかつては陪審員制があったらしいですね。
ちゃんと12人いたそうです。
で、なんでも今後は裁判員制を導入するようで。
知りませんでした、まったく。
20歳以上を無作為抽出で選ぶらしいんです。
どうしよう、突然えらばれたら。
でも、審議中に ダヨーンのおじさん とか書いちゃダメよ。
12人の優しい日本人

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樹木希林網膜剥離で左目失明らしいですね。
手術はしなかったそうです。
「今まで、いろんなものが見えすぎてましたから」と言って。
一体、何が見えてたんでしょうね。
なかなか言えるセリフじゃないです。
20040128WED. YMO
 
 
  「ツブがきく〜。」
 
 
このCM、ビビります。
細野晴臣を起用したツムラに尊敬の意を表します。




20040127TUE. all at sea

やっと、買いました。
JAMIE CULLUM「TWENTY SOMETHING」。
年明けのスカパーで流れてた「all at sea」のPVで、めっちゃ気になってたんだけど、いったい何者なのかわからないままでしたが。どーやら、UKの新人ジャズボーカリストだと数日前に判明。「むむ、やはり我がアンテナに引っ掛かるのはUSモノではなく、UKモノが多い…。」と、改めて思いました。UKの生々しい、ちょっとくすんだ、オーガニックな感じの音が大好きですね。いや〜。今の自分には効きます。このシンプルな編成と、隙間のある音作り。それにしても、何故「雨に歌えば」「マイフェアレディー」。2曲もハリウッドミュージカルの曲をカバーしてんの?1枚のアルバムで。若いのに声はオッサン。顔は潰れたディカプリオ。

Twentysomething

Twentysomething




20040126MON. the bachelor

プロポーズ [DVD]

プロポーズ [DVD]

プロポーズ The Bachelor
 1999 アメリ
 Dir:ゲイリー・シンヨール
 CAST:クリス・オドネル レニー・ゼルヴィガー マライア・キャリー ブルック・シールズ
 
ケンチャンおすすめの映画を観ました。おもろかったです。アホアホで。マライアが何語か分からない言語でルラルラルラ〜と歌うシーンに一番笑いました。「喜びすぎて死ぬ」という演技を劇中劇でやってましたが、多分、マライアは現実でも喜びすぎるとルラルラルラ〜と言って昇天すること間違いないと思います。ブルック・シールズはタバコの煙を鼻の両穴からフンガーッと吐き出してました。ケンチャンは「怪演!怪演!!」と喜んでました。ビッチ好きです。
祖父が残した1億ドルの遺産を受け取るには30歳の誕生日までに結婚しなければならないが、その30日の誕生日は明日で、しかも恋人にはフラれたばかり、さあどうする、てな映画。バットマンとロビン、しょぼいマット・デイモンに見えて仕方ありませんでした。レニー・ゼルヴィガー、とても良かったのですが、その妹役の子がとても気になりました。山下智久似の女の子です。誰なんでしょうね、一体。そのうち開花しそうです。映画を観る前からオチは予測できる定番ですが、単純におもろかったです。




20040125SUN. now is the moment that will decide our fate 2
 
新大阪の朝は早い。
 
通い慣れたコンビニ。
 
もずく。(午前限定)
 
事例。
 
登場人物、多すぎ。
 
ケンちゃん。
 
夜景。
 
観覧車。
 
おつかれさまでした。




20040124SAT. now is the moment that will decide our fate
 
専門。
 
難易度。
 
もずく。
 
岡山の彼女と大阪の彼女。
 
4年越しのメシ。
 
新大阪の夜。
 
気付けば0時半。




20040123FRI. departure
 
ミスタードーナツ
 
高速バス。
 
もずく。
 
ヘルシア
 
下見。
 
とんかつ。




20040122THU. friendship

ある特定の共通した困難に直面した人間たちの凝集性は非常に高まる傾向がある。これは社会心理学での定説で、システム理論や、各グループワークにも意図的に用いられる。藤子・F・不二雄はこの心理作用に着目し、「イヤなイヤなイヤな奴」(1973年「ビッグコミック」4月号)で、ある特定の組織に於いて、あえて他の人員とわざといざこざを起こし、他のメンバー同士の凝集性を高めさせる「にくまれ屋」という未来のビジネスを描いている。今の大学での状況は、まさに「国試」という共通困難に直面している俺らの凝集性が最高値に高まっていると言える。
どっちかと言うと、無作為に誰とでも戯れて群れるのが好きではないので、普段はとても選択的に人との付き合いをし、いわゆる「グループの下位集団」を形成する俺にとって、ただ、同じ状況であるってだけの共通事項を持つ人々と、こんなに親しく喋るのは非常に稀なケースだなぁ、
と我ながら実感しているわけで。でも、他の教室で勉強してる友達にお菓子を差し入れたり、逆に俺らの教室に遊びに来てくれる友達に、今は確かな「仲間意識」が芽生えているのは事実で、その状況が楽しくもある。つまり、国試という困難を共通の媒介にした蜜月を分かち合っているこのシチュエーションが楽しい。はっきり言って。気の合う友達と夜中まで一緒に相談しながら勉強し、大量のテキストやプリント、ノート、お菓子やお茶セットを持って、教室から教室へ移動し、逆に普段は疎遠な友達とは、国試という共通事項での会話が弾んで一時的であるにしてもある種の強烈な連帯感を実感することができる。
国家試験に向けての勉強は、普段の生活では有り得ないくらい脳ミソをフル回転させ、明らかに必要でないとも思われる知識を詰め込み、それを忘れない為に反復するという極めて精神的苦痛をともなう日々だったわけだが、実のところ正直に言うと「ずっとこの状況が続けばイイのにな」と心の何処か片隅で思い始めていたのも事実。「苦しくも楽しい」と言えば、なんだか安っぽくてイヤだけど、そうとしか言いようがナイ。
いわゆる籠城事件では人質と犯人との間に、「立てこもり」という特殊状況の作用である種の異常なスピードで友情に似た感情が互いに芽生えるという。まさに、今の自分の心には「国試勉強」と「自分」の間に友情に似た感情が芽生えていると言わざるを得ない。何度も反復した「マッキーバー」に、「ヴェーバー」に、「ジンメル」に、「サン・シモン」に、「不服申し立て」に、「審査請求」に、「国家賠償」に、「相続」に、「行政法」に、「身体障害者手帳」に、「療育手帳」に、「通院医療費公費負担制度」に、「配分委員会」に、「社協」に、「岡村重夫」に、「長谷川良信」に、「山室軍平」に、「一番が瀬康子」に、「マヤハナ学園」に、その他、数え切れない程の困難たちに感じる友情に似た感情は、多分、他の国試経験者には分かってもらえると思う。
我らが使用していた教室を片付けながら、そんな事を考えていた。俺ら3人が使っていた教室は、同じ国家試験を受ける他のグループ内でも有名なくらいにキタナイ。ただでさえ量の多いテキスト、ノート、プリント類に加え、大量のお菓子、お茶セット、防寒具、おもちゃ。これを持って毎夜毎夜、教室から教室へと3人で移動した。ケンちゃんに手伝ってもらった事もあった。そんな散らかった教室が、きれいに掃除されて片付けられて、モノが無くなっていく様子は、はっきり言って「寂しい」以外の何物でもない。「もうこんな苦しい想いして勉強したくない」と思うと同時に、「この状況が終わるのは寂しい」と思ってしまうから人間って不思議だ。
今日の昼間はケーキを食べてシャンパンをあけて「おつかれさま」と言い合った。今日は非常に気温が低いと思っていたのだが、窓の外は雪が舞っていた。ひとしきり雪が吹雪いたあと、みんなで窓を開けて外を眺めると、マツコが「なんだか世界がキレイに見える」言った。たしかに、ちょっぴり積もった雪に日差しが反射して、空気が澄んで見えた。そういえば、コイツらとは夜中に勉強の息抜きで新校舎まで夜景を何度か見に行った。国試の勉強中に色んな景色を見てきたと思う。で、色んな事を喋っては国試の膨大な知識をネタにして笑いあった。そんな部屋も、今日でキレイにお片づけ。
ほんとに、ルミコ、マツコと一緒に勉強ができて良かったと思う。毎朝登校してきたばかりの時の不機嫌そうなマツコの顔も、コンタクトを付けずに眼鏡だけでアキバさん化していたルミコの姿も、そんな日々が、俺にとっての「日常」でした。以前マツコが某サイトで「幸せと日常」についてのコラムを書いてたけど、俺にとっては、2人と一緒に苦しい想いをして、勉強しながら、愚痴って、喋って、笑ったこの日々が、いつのまにか「愛すべき日常」になっていたことに気付きました。苦しいけど、楽しかったです。この「愛すべき日々」は国試の結果よりも、俺にとって、かけがえのないモノだと思います。ありがとうね。
他の教室で勉強する友達がキットカットを差し入れてくれた。
なんでもキットカットは「きっと勝つ」のだそうだ。
ありがとうね。
「本番はこれからだってのに、もう山は越した気分」(マツコ:談)




20040121WED. run away

見せ物にされているカピパラを助ける夢を見ました。夜にこっそりと見せ物小屋に忍び込んで、見つからないようにカピパラを逃がしてあげるのです。「フリーウィリー」のように。夢の中でちょっとドキドキしたので、夜中に目覚めてしまい、興奮してしまって寝付けずに困りました。そんなわけでちょっと寝不足なまま学校に向かっていると、ヌートリア発見。今年の初ヌートリアだったので嬉しくて携帯ムービーで撮ってしまいました。まだこんな寒いのに、もう冬眠からお目覚めなのかしら?
カピパラやヌートリアなどの動物に囲まれてノホホンと幸せを感じる28歳の厳冬。




20040120TUE. an elevator

うまれてはじめてエレベーターに挟まりました。
カバンが。
これは意外と恥ずかしかったです。
みなさまも是非、一度。




20040119MON. death

キューブラ・ロスは人間の「死」への受容は5段階に区別した。
ふつう、「否認」→「怒り」→「取り引き」→「抑うつ」→「受容」
という5段階を踏むのですが友達の模試の回答には、
「否認」→「怒り」→「取り引き」→「抑うつ」→「落とし穴」
と、書いてありました。
最後に「落ちて」どうする。
申し訳ないけど、大笑いさせてもらいました。




20040118SUN. limit

人間追い込まれてくると普段当然のようにできることもできなくなります。
法学の文章が、読めば読むほど、笑えてきて読むことができなくなりました。
日本の婚姻制度に関する記述を読んで、涙するほどに笑っていた我らの心理が、今となってはサッパリ理解できませんが。




20040117SAT. cannot

人間追い込まれてくると普段当然のようにできることもできなくなります。
今日は20÷10の計算が出来なかったので、筆算でやってしまいました。
友達に笑われました。




20040116FRI. acquisitive prescription , extinctive prescription

法律上では「時効」という便利なモノが規定されています。その「時効」には「取得時効」と「消滅時効」があり、「取得時効」の場合、善意(他人のものと知らずに取得した)の場合10年で、悪意(他人のものと知ってて取得した)の場合は20年で時効が成立します。「消滅時効」の場合、債権(取り立てをする権利)は10年で、財産権(これは自分のモノだと主張できる権利)は20年で消滅します。
ふむふむ、なるほど。
と、ゆーことは例えば自分も他人の家とは知らずに住んでいた場合10年間何も言われなければ、善意の取得時効として、その家は自分のものになるし、もともとの持ち主も債権は10年なので取り立てることは出来ないんだ。へぇ〜、そいつぁイイ事きいたぜ。いずれ他人の家にコッソリ住み込んでやって時効成立させて我がものにしてやろう。と思っていたのですが、よく考えると、財産権は20年間持続するので、俺が善意で10年の取得時効を成立させても、相手側の財産権は20年間持続するから、これは双方の権利に矛盾が生じるじゃないか。なーんて事に今日一日、悩みました。本来、こんなことで悩むべき国家試験を受けようとしているのではナイ気がしますが。もっと勉強しなきゃならん事ってたくさんあるだろ、絶対。こんな事は法律の専門家に任せておけばいいわけで、俺らはもっと大事な事を出題されるべきなんじゃないか?と、本気で思いました。よく分からないのだ。