〜2003-05-15:転載版

20030515THU. little life
うちで飼っていたラットが死んでしまいました。
2年程前に研ちゃんが実験で頭を開いたラットを殺すのは可哀想だからと連れて帰ったのが始まり。それ以降、実験で頭を開かれたのはまるで嘘のようにご飯をモリモリ食べ、マルマルと太ってしまいました。ケージの掃除の時は小さなカゴに移し替えてたのですが、その度に彼の豊満すぎるその姿に笑いが込み上げました。世話が大変ながらも、なんだかんだ言いつつその生態を面白く観察したものです。直前まで元気にご飯を食べてたのに、原因不明の突然死でした。もともとラットの寿命は長くて2年程らしいので、天寿を全うして他界したのでしょうか。

特別なつくわけでもなかったのですが、からっぽのケージを見てると、自分の心にポッカリと寂しさが残っていることに気付きました。彼の為にたくさん拾ってきたドングリは半分以上残ったままです…。

並盛壱号(ラットの名前)の冥福を祈ります。




20030514WED. brand new
最近、ディタトニックとかディタオレンジとかを注文するお客さんが多いので、ライチリキュールを仕入れてみました。そう言えば、今回ORBを再オープンさせる時にショウコさんが、「色々なカクテルが出せるようにアタシ頑張るわ」と意気込んで、各種カクテルの作り方を記載した本を買ってたのを思い出し、ちょっと勉強してみたりして。

なんか、楽しいですね。カクテルって。

既に考案されてるカクテルはシェーカーが必要だったり、特殊な材料が必要だったりで、店で手軽に作るのが困難。そこで、普段から店に常備してあるものをステアして簡単に作れる、お客さん考案によるORBオリジナルカクテルをどんどん作ろうかと思いました。

で、早速その場にいたお客さんと試作。記念すべきオリジナルカクテル1号、2号が完成。
「よどみ」(アセロラ+ボルス・ブルーキュラソー
「キューティー」(ミックスジュース+ココナッツリキュール)
「よどみ」は何色だとは表現し難い青緑のクリアな印象を持つ柑橘系の刺激的な一品。(柑橘系なんか一切入ってないのに。何故だ。)「キューティー」は超甘め。ミックスジュースの繊維質が口の中に残って何とも言えない後味が魅力。

次回から御来店の際にはどうぞ皆様お試しあれ。そしてみんなもORBで自分だけのカクテルを作ってみてはいかがかしら。きちんとメニュー表も作って、どんどん書き加えて行こうかと思ってたりして。オカマラスな命名も大切。




20030513TUE. 999

今週のORBはテレビ画面の中からメーテルが出迎えてくれます。

それにしてもメーテルのまつげ長っ!

銀河鉄道999をビデオで流してるゲイバーってどうなん…




20030512MON. check your limit
昨日の試合で後輩が標準タイムをキって、インカレ出場を決めました。50Frで24”07!!すげー! 速ぇぇ〜!俺はその場にいなかったけど、もしいたら絶対泣いてたな〜。その後輩は生粋のバックだったんだけど、大学に入ってフリーに転向。それなのに、これだけのタイムが出せるってのは、やっぱり天性の水泳センスがあるんだよな〜。今年のインカレは名古屋(だっけ?)。どんな予定が入ってても、うちの部みんなで応援に駆け付けるぜ!
ほんと〜うに、オメデトウ!

ところで話題は変わって賞味期限チェッカー(人間用)って知ってる?昨夜のORBであるお客さん(30)が「ど〜りで最近、男が出来んと思っとったら、アタシの賞味期限は29で切れとったわ〜」と、嘆いてました。で、賞味期限って何の事?って話になったんだけど、人間としての賞味期限をチェックしてくれるサイトがある、との事。俺も今やってみたんですが、俺の人間としての賞味期限は44歳でした…。まだ切れてないみたい。良かった…。

「標準タイムが切れる」「賞味期限が切れる」…。
「切れる」もピンからキリまでありますね。




20030511SUN. for summer
あのさ〜、提案なんだけど〜、今年の夏はみんなでうらじゃに出たくな〜い?なんかね、市街地をパレードしながら踊ったり、ステージで踊ったりできるみたいよ。岡山市街地をオカマ軍団でわんさか踊るの想像してみー。ぜ〜ったい楽しいって!振り付けもアレンジ自由らしいから好きなように踊れるし。(ステージでの振り付けね。パレードはちゃんとした振り付けがあるらしいけど。)ステージ用の曲は指定の曲があるらしいけど、アレンジ自由みたいだから、俺がんばってリミックスするし〜。今、岡山オカマ業界にはたくさんの踊り子さん(?)たちがいることだし。

せっかくの夏だ!
楽しんだモン勝ちだ!
(そんな事してていーのか、俺!国家試験の勉強はどーした!)
ほ〜ら、みんなウズウズしてきたでしょ。




20030510SAT. he loves her

平井堅の「LIFE IS…」と、松田聖子瑠璃色の地球」って似てるよね…。

んな事ないかな…?
やっぱり平井堅松田聖子への愛あるオマージュに溢れてるのかしら。




20030509FRI. rabbit
今、ショーコさんのウサギを面倒見てるんですが、
大きくなり過ぎたウサギって、恐いですね…。
襲われるかと思っちゃった。

けものですね、あれは…。

でも触るとフワフワで気持ち良い…。




20030508THU. report

何やらかんやらゴタゴタとあって、今週金曜提出のレポートが間に合いそうになかったので、ORBの開店準備をしながら店の中で一生懸命パソコン打ってました。密閉されたあの空間は案外、集中できるもんで予想以上にはかどりました。てか、開店前のゲイバーで精神科病院実習のレポートするオカマってどうなん?みたいな。ありえん。
我が愛機iBook Special Editionちゃん、大活躍。




20030507WED. fight

今日から当分の間、自分の根性が試されます。

どんな荒波にも負けないぞ!

がんばれ、俺! 
がんばれ、タカヤ! 
そして、がんばれ、ショーコ!




20030506TUE. friend

こんなに楽しいのに、どうして、涙が出そうなんだろう。

以前、コカコーラのCMでこんなキャッチコピーがありました。yu-yaが新潟に帰ってから2日が経ったんだけど、今頃になってこの連休を振り返ると、とびきり楽しい「非日常」だったので、それが過ぎ去った後の寂しさもひとしおです。ポッカリ心に穴が開いたような。結局、あの夜は岡山の繁華街に一体何人のオカマが徘徊してるんだろうって位の人数が動いてたんだよね、多分。なんで、yu-yaが来ると店が(もしくは岡山全体)熱気を帯びるんだろう。人柄だよね、やっぱり。凄く人を惹き付けて、元気にさせるパワーがあるんだよね、yu-yaって。
実際に岡山にyu-yaが住んでて一緒に過ごしてた時間ってのは、ほんの2年ほどなんだけど、その時間を振り返ると、自分も凄く元気を分けてもらってたと思うし、色んな気持ちを正直に表現できてた時期だったなぁと思う。
「一期一会」ってほんとにイイ言葉だと思うんだけど、これからも俺は色々な人たちと出逢っていきたいと思うし、今までに出逢った人たちも大切にしていきたい。
やっぱり猫が好き」の最終回で室井滋が「人間って一生のうちで何人と知り合いになれるのかな」みたいな台詞を言います。とても感慨深い台詞です。今まで出逢った人たちも、これから出逢う人たちも俺にとってはみーんな大切なone and onlyです。
人ってのは、それぞれが1本の長〜い一筆書きをしてて、その1本の線が、たまたま違う人と交差する。その交差する瞬間って、ほんと奇跡だよね。それぞれ別々の街で産まれて、別々の街で育って、偶然出逢って一緒の時間を共有して、そしてまた別々の街で毎日を送って行く。誰に何と言われようと、俺にとってはその「交差点」が宝物です。だからお別れの時の挨拶は「さよなら」じゃなくて、「またね!」

ずっと友だち だが時は経ち 変わりゆく街の中で共に育ち 
この街から力溜め 一からのスタートを切った君に幸あれ
ずっと友だち だが時は経ち 離れた街と町で 別々の道 
選んだりRandomされた人生を 共に生きてる君に幸あれ
ケツメイシ「トモダチ」)




20030505MON. cicago

「シカゴCICAGO」観てきました。

シカゴ スペシャルエディション [DVD]

シカゴ スペシャルエディション [DVD]

浮気相手を殺してしまった女(レネー・ゼルウィガー)。妹と自分の夫を殺してしまったキャバレーの2流スター(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)。その女達を弁護する敏腕(?)弁護士(リチャード・ギア)。この3人を軸に女刑務所から法廷までを描く乱痴気騒ぎのレビュー風ミュージカル。
凄かったです。キャサリン・ゼタ・ジョーンズが。目の下のアイライン書き過ぎ。中森明菜(desire時代)を彷彿とさせる髪型も吃驚。豊満なボディー全開で踊る姿を活字で表現しきるだけの文書力が無い自分が悔しいわ…。腹の底から声を振り絞って歌い、ピアノの上で喘ぎ、男達を絡むオープニングは必見。刑務所内でレネー・ゼルウィガーに向かって「シット!」(対訳:アマめ!)と、舌打ちするシーンも必見。てか、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、全てが必見。
リチャード・ギアも良かったです。凄く。最近は以前ような脂の乗った感じが影を潜めてたけど、とても良いイヤラシイ感じが出てました。歌うまかったし、バシバシ踊ってたし。(昔、ブロードウェイにいたらしいですね。どーりで。)日本でやるなら井上順だね、この役。
あと、マイヤもコッソリ出てました。
リック・ウェイクが絡んでるからかな?
ルーシー・リュウも出てた。
う〜ん、素敵。
「この場末感たっぷりのミュージカルを観ずして、ミュージカルを語ることは出来ないだろう」って程に良かったです。もう2〜3回は観に行ってもイイかなって感じ。映画終わった後、あやうく拍手しそうになったもん。オカマはみんな観るべき。オカマの琴線を掻きむしられる事、間違いなし。

映画観る前にイオン倉敷でウロウロしてたら、着物屋の前で店員のオバハンに「この着物は松田聖子のデザインよ」と声掛けられた。




20030504SUN. STAND BY ME

「友あり 遠方より来る」(孔子論語より)

新潟よりyu-ya、来岡。自分が人生で一番「熱かった時期」の友達なので、何だか一緒に戦場で闘っていた戦友に再会した気分になってしまいました。
あいかわらずでしたが。
人間、ちょっとやそっとじゃ変わんないもんですね。
ホッとしちゃった。
あれからもう8年ほど経ってるんだな〜。




20030503SAT. yourself

新たなる大きな一歩を踏み出した友達がいます。

彼のその大きな勇気と決意に俺は心から敬意を表します。

俺に出来る事と言えば「応援する」ことしか出来ないけど。

過去の自分への弔いが出来ない人ってある意味で、
「過去への甘え」もあるのかなとその友人を見ていて思いました。

甘える事を辞めるって事は、
これから苦痛を共にして生きていくって事だろうし。

それを受け入れて一歩前へ踏み出すって、
そんなに容易く出来るもんじゃないし。

多分、今、彼の目の前には大きな海が拡がっているんだと思います。

嵐も来るだろうし、月が綺麗な夜もあるだろうし、
穏やかな波の日もあれば荒波が打ち寄せる日もあるかもしれない。

でも、その目の前の海は彼だけの大切な未来です。

それを手に入れた彼はこれからもっと大きくなるんだろうなぁ…。

その自分だけの海に自分だけの力で漕ぎ出すんだから。


帰り道、何処かの店から「LET IT BE」が聴こえてきました。
ネコが裏路地を横切ってました。
たくさんの選択肢。たくさんの人生。




20030502FRI. passed
国家試験の過去問をインターネットからパクろうと友達と共謀。いつも学生が使用できるパソコン室が授業で使用中だったので、隣の普段は使わない別のパソコン室で作業をしようと試みました。
ところが、部屋に入ってビックリ。
見るからにヤバげな古びたパソコンたちがズラリと並んでます。
心なしか、黄ばんでいるように見える程。
「こりゃ、ヤバイね…」
そう思いながら、パソコンの電源を入れました。
驚くほどの時間が経過してWINDOWS95が起動…。
2003年の現代で、こんな隠居システムに遭遇するとは思わなかったです。インストールされてるソフトも「いつの時代じゃ」と言いたくなるほどの年季モノ。案の定、作業スピードはちゃぶ台ひっくり返したくなる程ノロマでした。この鈍速マシーンに耐えきれず、作業は中断。我らは教室を去りました。訳の分からぬ記念館なんぞ作ってる金があるなら新しいパソコン買いやがれ、川崎学園




20030501THU. apple for our time
国家試験対策テキストを買う為に、岡山まで出ました。あまりに天気が良かったので、旭川の河原で弁当食べようって事になり、テキスト購入は後回しにし、弁当買って、八百屋で林檎買って、旭川の河原へと向かいました。河原へ降りて、桜橋や京橋のあたりを眺めながら、このうららかな春の昼下がりを満喫しました。
そう言えば、江戸時代はこのあたりって遊郭だったらしいですね。城下に住む男達は足繁くこの橋を渡り、お気に入りの遊女のもとへと通っていたんだなぁ…夜になると明かりを灯した屋形船(?)がこの旭川を行き交っていたんだろうなぁ…遊郭の格子窓を開けると、その屋形船の明かりが水面に映ってユラユラ風情を醸し出していたんだろうなぁ…そしてその水面に揺れる灯りを見ながら、遊女や若旦那(?)などが「惚れたはれた」と、会話を交わしていたんだろうなぁ…と、古き日本の情景に想いを馳せてみたりして。
そんな浮世離れした話をしながら、林檎をかじってました。よく晴れ渡った空の青と、林檎の赤が、ビックリするほど綺麗なコントラストで感動してしましました。所詮、自然が作り上げた色彩の美学に人間が入り込んで勝てる余地は無いのですね。天然の色って涙が出るほど綺麗です。

結局、浮世離れした一日を過ごしてしまった…。