cheap

うちに入院中の患者さんが大腸癌&解離性大動脈瘤で一大事。
大慌てでオペの準備のために転院しましたが、諸々の事情でうちの職員が24時間の付添いを敢行。
オレももれなく出動し、その待機時間に本を読んでました。
一冊目は某担当患者さんが「これ読んでください!絶対におもしろいんで読んでください!」と無理矢理貸してくれた何やら怪しげな外国文学。暗黒神ダゴン (創元推理文庫)。 『あらすじ:意味不明の言葉が連なる古い手紙。屋根裏部屋に鎖で固定された一対の手錠。片田舎の屋敷を相続した牧師リーランドが見たものは、父の死と関係があるのか?繰り返す悪夢。妻への殺意。やがて彼は、魚類を思わせる異様な容貌の娘ミナに、なぜか心魅かれていく。それが魔界への第一歩とも知らずに。異端の詩人がラヴクラフトに捧げる恐怖の物語。(amazonより抜粋)』 そもそも外国文学って文章がどれもこれもテンポ悪く翻訳されてて嫌いなんだけど。この本も案の定なんともリズム感のない翻訳にゲンナリしながら読みました。内容もゲンナリデス。
4時間程で読了し時間を持て余してしまったので、ロビーに置いてあった文庫本をゴソゴソしてみるとチープさ全開の本を発見。山村美紗京都不倫旅行殺人事件 (講談社文庫)。 『あらすじ:OL三人組の麻知子、みどり、ユミと同宿だった新妻が鴨川で溺死、夫に疑惑が。続いてみどりが寂光院で毒殺され、彼女の愛人も謎の死を遂げた。犯人はみどりの婚約者なのか?自らも不倫の愛に悩む麻知子が、偶然出会ったカメラマンと複雑な密室トリックに挑む。愛が生んだ連続殺人を描く本格長編推理。(amazonより抜粋)』 そういえば今までの人生でコレ系のジャンルは読んだことないわ、と苦笑いしつつ手に取って読んでみる。予想に違わぬ安さ全開の展開に呆然。そしてちょいちょい挿入されてくる官能シーンに閉口。この官能シーンをあのオバはんが身体を火照らせつつ書いてるかと思ったらキモくて笑えるわ。

暗黒神ダゴン (創元推理文庫)

暗黒神ダゴン (創元推理文庫)

京都不倫旅行殺人事件 (講談社文庫)

京都不倫旅行殺人事件 (講談社文庫)