Books

京山チャンから「恩田陸金城一紀は今の貴方にピッタリだからオススメするわ」と、突然のメールを頂戴する。そういえば今の職場に変わってから忙しさを理由に本なんて全く読んでなかったなぁと思い、久しぶりに本屋さんへ足を運んでみる。本棚の谷間を歩いていると、ムクムクと読書欲が湧いて来るのが自分でも分かった。思えば医療分野に進もうと決める前は某大学文学部に籍を置くニンゲンで、どちらかというと元気に遊び回るより一人静かに本の虫になっていることが多い思春期だったこともついでに思い出したり。数年前の日記(2005.06.26)にも書いたけど、真夏のグランドで真っ黒に日焼けして青春を謳歌する友を尻目に、教室の片隅で江戸川乱歩を読み耽るような青春時代だったのですよ、ワシ。アングラ青春バンザイ。
そんなことを考えながら本屋散策をすると「あれも読みたい、これも読みたい」と結局下記の10冊をお買い上げ。今の仕事ペースでは以前のように次々と読破できないのは分かりきっているので、半年くらいゆっくりと時間をかけて読んで行こうかなぁと。
東京バンドワゴン (1) (集英社文庫)小路幸也
四畳半神話大系 (角川文庫)森見登美彦
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)森見登美彦
となり町戦争 (集英社文庫)三崎亜記
ロッキン・ホース・バレリーナ (角川文庫)大槻ケンヂ
レヴォリューション No.3 (角川文庫)金城一紀
ぼくらの七日間戦争 (角川文庫)宗田理
冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)辻村深月
冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)辻村深月
閉鎖病棟 (新潮文庫):帚木蓬生
宗田理なんかは中学校の時に既読なんだけど、この30代になった今だからこそ読み直してみたいと思い迷わず購入。この物語って主人公の中学生たちに目が向きがちだけど、実は全共闘時代に青春期を過ごしたその親たちに感情移入して読み進めるほうが、断然オモシロイ読み方だと思うのです。
結局、京山チャンがオススメしてくれた恩田陸のほうは発見できなかったのですが、とりあえずは上記のうちどれからか読み始めようと思います。以前のように本の世界に没頭してしまい、仕事が手に付かんくなったらどうしよ。
とりあえず今夜はゲイナイトが開催されるようなのでokymの組合員たちはお酒片手にクラブでハジケていらっしゃるのでしょうが、ワシは一人静かにスタバのホットチョコでも啜りながらミステリーを読みます。この温度差。