青痣ジレンマ

全身に青アザを作りながら働いた1週間。
武道場の同じ畳の上でドッタンバッタンしたから同僚たちとは仲良くなれたんだけど、やっぱり改めて自分が足を踏む込もうとしてる世界はシンドイ世界なんだなぁと実感しました。ちょっと本気でツラくて泣いちゃったよ。誰よりも苦しい思いをしてるはずの患者さんを、時として羽交い締めにしなきゃいけないとゆーコトが、医療職としてこんなにもツラいコトだって今まで全然気付かなかった。患者さんもツライ。オレら医療職もツライ。誰もがみんなツライんだなぁ。だから一生懸命、治療しなきゃイケナイんだ。
そして、こんなにみんなジレンマを感じて涙まで流しながら一生懸命ガンバってんのに、知った顔して外部から批判だけするような輩は本当にムカつくね。同じ土俵に上がって同じように戦ってる人から批判されるのなら納得できるけど、ただ外野で見てるだけ、実際の医療にも犯罪にも法律にも関わった事ない人たちが頭デッカチな理論と知識だけで武装して、あーだこーだ言われるとホント腹が立つ。実際にオレらの目の前で起きているのは、全てがホントのコト。どんなに悲惨な事件も、ホントのコト。その事件に関わる患者さんが苦しんでるのも、ホントのコト。目の前にそんな事実があるわけだから、出来るだけのコトはしなきゃイケナイ。医療職として、どんなにツラくても、悲しくても、ジレンマがあっても、出来るだけのコトはしなきゃイケナイ。それなのにどうして専門家面した人たちは、現実のただ一部分しか見てないくせに、全てを分かったような口振りで、いとも容易く批判だけが出来るんだろう。現場はこんなにもみんなツライ思いしてガンバってるのに悲しいなぁ。