和製ホラーのほうが勝ち
『輪廻』
35年前にホテルで起きた大量無差別殺人事件が映画化されることになり、新人女優が主役に大抜擢される。しかし撮影が進むにつれ、彼女は35年前の事件と奇妙なつながりを感じ始め次第に過去の記憶が蘇ってくる。35年前の殺人事件と現代と劇中で撮影されている映画がシンクロし衝撃のラストへとつながる和製ホラー。
主役は優香。やるなぁ優香。あんな見事に壊れてくれるとは思わなかった。
全体的にはM. Night Shyamalan風な展開でしたが、ちょっと事情あってオチを知ってたのでストーリーの流れよりも演出を重点的に観てしまった。清水崇サスガだな。やっぱ日本のホラー担ってる人物だけあるね。呪怨の頃より格段にウマくなってる。先週観たQuentin TarantinoのHOSTELがホーンテッドマンションだとしたら、この『輪廻』は日本の片田舎にあるさびれたお化け屋敷。断然後者のほうが雰囲気あって怖がらせる演出がウマい。やっぱ日本人には日本のホラーが肌に合うね(なんだそりゃ)。全然コワくないんだけど。
てか、黒沢清がカメオ出演しとった。あの人は自分の映画の主演者にボソボソ喋らせるだけではなく、あの人自身もボソボソ喋るのね。なんかウケたわ。
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