若いエキスたちの蜜月期

田植えが終わったばかりの水面に青空が反射しキラキラと揺れる6月のよく晴れた日、段々畑を越え椎茸畑を越え笑えるほどに人里離れた山奥でBBQをしてきました。同期就職組のコメディカル部門若手チーム総勢約20名。肉を焼き、エビを焼き、ホタテを焼き、キャベツを焼き、エリンギを焼き、ビールを飲み、フリスビーを投げ、サッカーボールを蹴り、ガケを登り、蚊とたたかい、ミミズを捕まえ、ただガムシャラに遊んできました。
病院自体の経営主体が変わり、新病棟もたくさん開棟し、スタッフの総入れ替えがあり、そこに投入された我ら若いエキス達はお互い右も左も分からない状態で身を寄せ合い今後末永く一緒に艱難辛苦を乗り越えるため必死に凝集性を高めつつあります。そりゃとにかくみんな不安なんだってば!そこそこ20代〜30代のオレらがこれだけ巨大で特殊な病院のコアメンバーとしてやってかなきゃイケナイってプレッシャーがあるんだから、こーやって凝集性高めてお互いに手を取り合って引っ張り上げて行かないとやってられないよ。
新しいものが誕生したビッグバンのようなゾクゾクするエネルギーを肌で感じつつ、これからコイツらと一緒にガンバって行くのかーとやたらモチベーションあがりました。こーゆー蜜月期を共有できるってのはやっぱりオープニングスタッフだけにしか味わえない醍醐味だなぁ。オレが以前まで働いていた病院は完全に組織自体が長らくマンネリ化した運営で行き詰まりの末に停滞しきった雰囲気があり、その鬱積が各職種の間に溝を作りさらに病院全体の雰囲気を悪くすると言う悪循環に嵌まりきっていたけど、今回の病院はスタッフ的にも取り組んでる医療自体も全てが新しくフレッシュで職種間で互いに助け合おうという雰囲気が溢れているのでステキだ。やっぱチーム医療の基本だよな。
BBQ中に同じく相談室の最年少25歳くんが「ねぇねぇ、アリの巣イジってみようよ」と嬉しげな笑顔とともに小枝を持って近寄ってきたのには爆笑してしまった。なんじゃそりゃ。カワイイ弟分です。