難しいコトは置いといて

基本的に映画のテレビ放送はCMが鬱陶しかったり本編がカットされてたりしてあまり好きではないのだけど、昨夜は偶然テレビ付けてたら何やらものすごいフィルム画質の映画が始まって「コレは一体何だろう」と思って見続けていると『パッチギ!』でした。そのまま結局勢いに乗せられて最期まで観ちゃったケド正直めちゃめちゃヨカッタヨ。公開当時は人種問題とか差別問題とか右とか左とか、そーゆー難しげなテーマがあるように見えるからソコばっかりに論点が集中しちゃってたみたいだけど、難しいコトは置いといてもっと単純に青春群像劇として評価したらイイのに。つーか極端に言えば"ロミオとジュリエット"や"ウエストサイドストーリー"の比較的スタンダードな系統に連なる作品だと思うんだケドな。それにやっぱりあのフィルムの質感はスゲーと思うし。偶然のテレビ放送だったけど観れて良かった(今劇場公開してる映画第2弾のプロモーション用放送なんだろうケドね)。 てゆーか、ケンドーコバヤシの演技が見事だった。
ところでこの映画、amazonで「家族みんなで楽しく見られない作品である。★☆☆☆☆ 」ってピントのズレたレビュー書いてる人がいたけど、そりゃ当たり前だっつーの。世の中の映画全てが家族団欒映画のワケがない。バカ言っちゃいけない。