東京タワー最終回でした

世間の流れにのっかっちゃって我ながらミーハーだなぁと思いつつも今回クールの中で唯一観てた『東京タワー』も最終回。放送以前からこのベストセラー連ドラ化の主役抜擢として「速水もこみちには荷が重過ぎるのではないか」「速水もこみちでは演技力不足ではないか」等と前評判が散々でしたが、結果としてスゴく良かったと思います、もこみちが。(あまりにも事前評判が悪過ぎて放送開始前から世間の期待ハードルが低く設定されてしまった心理作用もあるとは思いますが) 実際放送終了後も彼のキャスティングについては酷評されてたり賛否両論なようですが、オレ的には大納得でした。以前までのギャル男っぽさが払拭され、絶妙にダサイ感じがプンプンしてて。ズボン短いし、唇パサパサだし。実はもこみちってプライベートではフツーにあか抜けないダサイ男なんだと思います。その"実はダサいハズのもこみち"がブラウン管いっぱいに出てたような気がする。特に泣きの演技は秀逸。めちゃめちゃ情けないブサイクな泣き顔で「オカ〜ン」と泣くその顔は、もこみちって普段は絶対リアルでこーゆー顔して泣いてんだろうなと思わずにはいられない。そしてその情けなさが妙にカワイくて母性本能をくすぐる。ダサカワイイ。
(特別ドラマ)→ 大泉洋 & 田中裕子
(月9ドラマ)→ 速水もこみち & 倍賞美津子
(映画)→ オダギリジョー & 樹木希林
今回のベストセラー映像化キャスティングラインナップの中では、もこみち&倍賞の月9コンビが最もスキです。逆に一番サゲなのは映画キャスティング。この庶民臭いプロットのストーリーは、そんなアーティスティックなコダワリの演技派キャスティングでヤっちゃダメ。だからこそ、もこみち。もこみちのダサさと倍賞の枯れ具合が絶妙に貧乏臭くて素晴らしい。世間での評価はどうあれ、オレは今回の連ドラに80点はあげます。しかもコブクロ基本的に好きではありませんが(特にデカいほうの存在意味がよー分からん)、この主題歌とED映像はもの凄いスキです。名曲。東京に住みたくなる。