嗜好セレクト
snoozerの12月号に、音楽ライター達が選ぶ日本の名盤ベスト150が特集してあり、「なんでコレが入ってんの?」「なんでアレが入ってないの?」と、その本を片手にrockくんと深夜スタバで口角泡飛ばし議論白熱。こーゆー話題、やっぱり個人的な思い入れや趣味が如実に出るもんだなぁーとシミジミ思った。雑誌ライターの趣味にツッコミを入れながらも、今度は個人的日本の名盤ベスト10を語り合う。
オレだったらこんな感じかなぁ。(順不同)
●小沢健二:犬は吠えるがキャラバンは進む
っつーか、このアルバムなくしてオレの人生は語れんだろうなってホドに聴いてます。未だにヘビーローテーション。このアルバムが発売されてから14年間ずっとヘビーローテーション。心のベストテン第1位は天使たちのシーン。
●聖飢魔II:The Outer Mission
このアルバムでロックに目覚めたおかげで、その後のオレのロック人生が偏ったものになったと言っても過言ではないわな。オリコンに載るようなロックを通過せずに思春期を過ごすキッカケとなった思い出深い1枚。全部コイツらのせいだ。
●サディスティック ミカ バンド:黒船
もちろんリアルタイム世代ではないが、初めて聴いた時にはビックリした。こんなにもキモチイイ音を出す人たちが日本にいるなんて。タイムマシーンにお願いのギターのカッティングは今でも数あるギタープレイの中でもベスト1だなぁ。
●筋肉少女帯:月光蟲
風車男ルリヲ〜少年グリグリメガネを拾う。心臓鷲掴みだった。今でもこのアルバムの1〜2曲目のツカミを聴くとテンションメーターが振り切れる。バンドとして一番円熟してた時期の傑作盤。サボテンとバントラインは何度聴いても泣く。
●椎名林檎:無罪モラトリアム
すごい子が出て来たなぁって思った。同時期に同じくして東芝EMIから宇多田も1stアルバム出したけど、オレは断然に椎名林檎のほうが好きだった。計算され尽くしたスタンスと練り込まれたアレンジとハイセンスなメロディー。天才。
●マキシマム ザ ホルモン:ぶっ生き返す
こーゆーレッリチっぽいミクスチャー系は日本人に荷が重い感じだったのをアッサリと消化しちゃった感がある彼ら。でも一番スゲーのはとても女が叩いてるとは思えないドラム。この手のバンドで一番大切な音の屋台骨をシッカリ支えてる。
●槇原敬之:UNDERWEAR
この時期のマッキーはホントいい恋愛してなかったんだろうなーってのが、どの曲の歌詞を読んでも分かりすぎるホド分かるけど、そのぶん楽曲が素晴らしい。とにかく泣きのアルバム。「i need you.」「うん」が泣けて泣けて。
●ゆず:ゆず一家
これもケンチャンと聴いてばっかりいたなぁ。これ以降のアルバムは実はあまり好きではありません。他者の手が加えられ過ぎてて完全に商業ベースに乗っかっちゃった印象が強いから。「ゆずの素」「ゆずマン」「ゆず一家」この3枚スキ!
●中村一義:金字塔
悩んだのよ。コレが。ERAとどっちだろう?って。集中して聴き込んだのはERAだけど、未だに聴き続けてるのはコッチだからやっぱりオレにとっての中村一義は「金字塔」だな。この閉塞感や焦燥感からラストへの開放感は唯一無二。
●体育Cuts:体育
このスタンスでP-VineからCDが出たってのはやっぱり快挙!マーケットに日和ってない音作りがものすごく好き。今どきはインディーズっつったってメジャーの売れてナンボ志向とあまり変わらないモンね。
以下、次点。ベスト20まで範囲が拡がるとコイツらが入って来る。
●東京スカパラダイスオーケストラ:スカパラ登場
●奥田民生:股旅
●サンボマスター:サンボマスターは君に語りかける
●BUCK-TICK:狂った太陽
●SOFT BALLET:INCUBATE
●CORNELIUS:69/96
●Flipper's Guitar:ヘッド博士の世界塔
●矢野顕子:SUPER FOLK SONG
●SPIRAL LIFE:FLOURISH
●SCUDELIA ELECTRO:SCUDELIA ELECTRO
こうやって改めてまとめてみると自分でも意外なほどに女性Vo.が少なかった。そしてロックが多い。色々と雑食に聴いてはいるケド根底にあるのはロック魂だな、ワシ。みなさんも是非mixiなりblogなりで個人的日本の名盤ベスト10をご披露下され。もれなくツッコミ入れに伺わせて戴きます。
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