”Dmaj7”は魔法のコード


YASU☆Pくんと話しててムショーにBEGINが聴きたくなりYou Tubeを彷徨っていたら発見。懐かしのイカ天。得体の知れないインパクト勝負なバンドたちが軒並み青田買いされてた当時、このBEGINのブルージーなスタイルは斬新だなぁ。Vo.比嘉栄昇めちゃめちゃイイ声しとる。てか若い。てかイケる。
Aメロで繰り返されるA-A7-Dmaj7-Dm7のコード展開は秀逸だ。タイトルである「恋しくて」というセンテンスを音に表現したらまさにこうなるよなぁ。前半A-A7のキラキラした美しさと後半Dmaj7-Dm7のちょっと切なげな感じ。この「想い出は美しいが故に切ない」という2つの感情がこの4つのコード内で見事に混在しとる。ちょっとギターで弾いてみたんだけどイイ感じで響くんだな、コレが。特にDmaj7が。やっぱブルースは鍵盤じゃなくってギターのモンだね。そしてチョーキングがチュィーンとか鳴った日にゃぁ思わず泣きが入るわ。当時は松田聖子sweet memoriesそっくりの曲やんけと思ってたが、改めて聴くと全く別物だな、こりゃ。『sweet memories』が"女の泣き"ならば、『恋しくて』は完全に"男の泣き"。憂歌団の名曲『胸が痛い』に続く男の泣きソング殿堂入り。
でもちなみにBEGINで最も好きな曲は『ボトル2本とチョコレート』って曲なんだけどね。沖縄の地元中学校のブラスバンドが演奏に参加してるヤツ。友達と酒飲んで肩組んで大声で歌いたい系。ノンケ乗りで。ちょっと涙ぐんだりなんかして。
それにしても相原勇がイタイ。この娘は何故こんなにもイタイ感じがするのだろう?